日本の滝百選に選ばれた、東京・檜原村の、払沢の滝(ほっさわのたき)。
都内ながら、冬は氷瀑が楽しめます。
例年・1月下旬は、結氷も進み、見応えもあります。
「10年に1度の大寒波」と聞き、出かけてみました。
目次
気軽に楽しめる、東京の氷瀑、払沢の滝
10年に1度の大寒波で、完全結氷になる?
2023年1月下旬、日本を襲った「10年に1度の大寒波」。
多くの観測地点で、歴代最低気温を更新しました。
大雪や交通マヒ、停電と、生活に支障の出る寒波ですが…
東京・檜原村の払沢の滝で、氷瀑が見られます。
地元の観光協会では、冬場、払沢の滝の結氷率を公表。
地球温暖化のためか、完全結氷は10数年に一度、21世紀では2回だけ。
上の写真は、結氷率98%。この翌日、完全結氷しました。
詳しくは、上記に記事をどうぞ。
「10年に1度の大寒波」で、どの程度、結氷したのでしょうか?
遊歩道を散策し、払沢の滝へ
JR五日市線・武蔵五日市駅から、バスで「払沢の滝入口」へ。バス停前には、手作り豆腐の「ちとせ屋」さん。うの花ドーナッツも美味しいですよ。
指導標の整備された遊歩道へ。
少し歩くと、ユーモラスな「ギャラリー喫茶やまびこ」に到着します。
陶芸のギャラリー兼カフェ、コーヒーの器も魅力です。
やまびこから、少し歩くと、元檜原郵便局を移築した「森のささやき」に到着。木製品の工房です。
沢沿いの遊歩道を往くと、右手に忠助淵(ただすけぶち)が現れます。透明度の高い淵が美しい!
遊歩道はほぼ平らですが、凍結時は気をつけて。念の為、滑りにくい靴で出かけましょう。
「氷のオブジェ」が登場。木の枝を利用した、冬ならではのオブジェです。
バス停から15分程度で、払沢の滝に到着。東屋の寒暖計は、マイナス1度でした。
思ったより、寒くなりません。
結氷率70%でも大迫力な、払沢の滝
大寒波で、一気に結氷率の上がった、払沢の滝です。
なんと、2日間で0%→70%! 内閣非支持率ならば、一夜で政権交代レベルです。
結氷率70%ですが、都内の滝とは思えぬ大迫力。氷の間を縫うように、水が落ちます。
上のグラフは、2001年からの払沢の滝・最大結氷率。70%を超える年は、半分程度です。
2023年1月の寒波は、全国的には「10年に1度の大寒波」ですが… こと東京では「2〜3年に一度の大寒波」?
とはいえ、貴重なことには変わりなく、見る価値はあります。
払沢の滝自体もすごいですが、横の氷柱もすごい!
ナイフみたいに尖った氷柱。凶器にすれば「払沢の滝殺人事件」。
融けて無くなれば、松本清張もビックリな、完全犯罪になるかも?
凍りつく苔にも氷柱。
残り30%の滝。完全結氷も良いけれど、変化があるのも良いですね。
近くの沢も凍りました。
滝見物を終えたら、往路を戻ります。
氷爆見物ならば、朝の寒い時間帯がオススメです。
車道に出て、10分ほど歩くと村役場。役場内には、朝9時からオープンに、カフェせせらぎがあります。なんと、休日も営業しています。
檜原産マイタケのパスタ、暖かいコーヒーで、身も身体も暖まります!
インフォメーション
アクセス
JR五日市線・五日市駅より、西東京バス「数馬(払沢の滝経由)」「藤倉」行にて「払沢の滝入口」下車
駐車場… あり
ハイキングマップ
払沢の滝バス停… 徒歩15分 …払沢の滝… 徒歩15分 …払沢の滝バス停
ー計30分ー
コースの状況など
- 特に危険な箇所はないが、冬場は路面凍結に注意!
- 冬場は寒いので、暖かい服装で
- ほぼ平坦な道の、ラクラクハイキング
- 子供連れでも大丈夫!
- 駐車場近くにトイレ有り
- 滝の手前に休憩所有り
問い合わせ先
●檜原村
https://www.vill.hinohara.tokyo.jp/
●檜原村観光協会
https://hinohara-kankou.jp/