機関車バス、ボンネットバスも! 我らが西東京バスの、愛しきトミカ

青梅・奥多摩をはじめ西多摩エリアを走る、西東京バス。
愛すべきバスたちが、トミカで楽しめます。
いずれも廃盤ですが、ネットオークションなどで購入可能。
コドモだけでなく、オトナも楽しいミニカーです。

ツーコインでも買える? トミカで楽しむ、西東京バス

地元民だけでない? 人気度高し、西東京バス

西東京バス ひのじゃがくん・にしちゅん・ラッピングバス
キャラクターラッピングバス

八王子&西多摩エリアの西東京バス。
地域の足として、登山や観光で頼りになる、貴重なバス会社です。
地元民ならば、足を向けて眠れない存在?ですね。

いち地方の西東京バスですが、意外と言っては失礼ですが、中々人気があります。

にしちゅんの「バスの乗り方教室」

公式Youtubeで公開中の、にしちゅんの「バスの乗り方教室」。
ゆるキャラ「にしちゅん」が、乗車方法を説明する子供向けの啓蒙動画です。
2023年1月現在で16万回再生。ある意味、この地味なコンテンツで、この数字は凄い!
ちなみに、4倍近い会社規模の某バス会社も、同様の動画を公開するも、再生は半分程度。
我らが西東京バス、なにげに人気あります!

西東京バスは地元民はもちろん、御岳・奥多摩方面の観光客も利用。特にリピーターの多い登山客にとっては、お馴染みのバスです。人気があるのも頷けます。

余談ですが…
ゆるキャラの「中の人」って、バス会社の人なんですかね。
「にしちゅん・中の人を命ず」という辞令を貰ったら、左遷なのか… いやいや、花の広報だから、栄転ですよね!

奥多摩駅前の、西東京バス

西東京バスは、京王系列のバス会社です。
1928年・青梅電気鉄道(現・JR青梅線)の関連会社として発足しました。その後、近隣のバス会社2社を併合。八王子・西多摩エリアを基盤とするバス会社となりました。
意外ですが、深夜バスを除き、立川市内は走っていません。

都内だけではなく、丹波山村・小菅村など、山梨県内でも営業。1972年までは、なんと、奥多摩〜山梨・塩山までの路線もありました。60km近くを3時間弱、乗ってみたかったな…

西東京バスのトミカ、夕やけ小やけ号・機関車バス・路線バス

そんな、愛しき西東京バスですが…
過去に数種類、トミカが発売されていました。

西東京バス謹製? 55周年・記念トミカ

西東京バス・路線バス「いすゞ・エルガ」トミカ

2019年に、西東京バス・55周年イベントで発売された、オリジナル・トミカです。
イベント会場のほか、数箇所でしか販売しなかった、貴重なアイテム。
前身の会社は1928年創業、有に90年以上の歴史がありますが… 社名を「西東京バス」とした時点からカウントするあたり、奥ゆかしいですね。

西東京バス・路線バス「いすゞ・エルガ」トミカのパッケージ表記

「トミカ」ブランドですが、発売元は西東京バス。

西東京バス・路線バス「いすゞ・エルガ」トミカの付属シール

行き先表示やナンバープレートは、付属のシールを貼ります。

西東京バス・路線バス「いすゞ・エルガ」トミカ

機種は、いすゞエルガ。既存のトミカの型を流用して、西東京バス仕様にしたようです。
カラーリングは、朱色と黄色。1970年代前半までの京王バスと、似た配色です。
京王グループで、統一していたのでしょうか?
当時、京王線・中央線沿線に住んでいた方には、懐かしのデザインです!

西東京バス・路線バス「いすゞ・エルガ」トミカ・背面

やや、寸詰まりですが、実物に近いイメージです。

限定品のためか、コレクターズアイテムみたいですね。
2023年現在、業者によっては5千円とか、中には、2万円程度の高額取引もされていますが、さすがに高すぎかと。
メルカリでは、1,500〜2,500円程度が相場です。写真の商品は、ネット通販にて1,980円で購入。お子さんのオモチャ用ならば、気長に探すのが吉ですね。

つるつる温泉・機関車バス

西東京バス・機関車バス・青春号・トミカ

日の出町・つるつる温泉行の、機関車バス「青春号」です。
子供に大人気のバスでしたが、惜しくも、2023年3月をもって運転終了。

西東京バス・機関車バス・青春号

全国唯一のトレーラーバスで、運転には「けん引二種」の免許が必要です。
運転室が別車両で、車掌さんも同乗。特殊な車両で、運用コストもかかるでしょう。
運転終了は、車両の老朽化とのことですが、地方のバス会社の台所事情を考えると、止むを得ないのかも。

西東京バス・機関車バス・青春号・トミカの背面

ミニカーは、2009年発売のトミカ。販売元はタカラトミーで、既に廃盤となりました。

西東京バス・機関車バス・青春号・トミカ・運転席車両

運転車両は、分離式です。

西東京バス・機関車バス・青春号・トミカの側面

実物同様の、ダミーの車輪も。デザイン的には、動力軸が5輪なんですね。4軸のD51よりパワフルな設定?

お値段は、メリカリで600〜1,000円程度です。普通の路線バスより安いのが、不思議といえば不思議。需要と供給のバランスなのでしょうか?
ネット通販だと3,000〜10,000円程度で、かなりお高いです。やはり、メルカリで探すのが良いでしょう。
参考までに、写真は600円程度でメルカリで購入したもの。箱なしですが、コレクターでなければ、これで充分でしょうね。

懐かしきボンネットバス、夕やけ小やけ号

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカ

ボンネットバス「夕やけ小やけ号」のトミカです。
創立20周年を記念し、長野のバス会社から譲り受け、1982〜2009年まで走っていました。
21世紀に、1967年製バスを走らせていたのは、驚愕。
整備も大変だろうし、西東京バスって、マニアックですよね。

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカのセット

パッケージには、「オリジナルトミカ」と記されていますが、トミカのロゴは無し。

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカのパッケージ表記

2001年の発売。製造元は無記載。バーコードもなく、ごく、限られた場所での販売だったのでしょう。
記載の電話は、八王子の市外局番が4桁。現在は3桁となり、時代を忍ばせます。
メールアドレスから察するに、総務部の管轄でしょうか? ミニカーの企画は、広報の一環なのですね。

裏面には、「夕やけ小やけ号」の説明も。
バスは八王子〜陣馬高原下まで運行。結構な坂道で、ロートルなバスでは、さぞ大変だったでしょうね。
引退後は、八王子市夕やけ小やけふれあいの里に寄贈されました。

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカ

懐かしき、ボンネットバス。西東京バスのカラーリングを施しています。

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカ・背面

違う車種がベースで、実機とはややイメージが異なるのは、ご愛嬌です。

西東京バス「夕やけ小やけ号」トミカ・後ろ側

後ろ側は流線型、非常口付きです。この辺りは、実機とは異なります。

価格は店によって大きく違います。
安ければ800円程度ですが、20,000円くらいの店もあります。どういう基準で値付けしているのか、謎です。
写真の商品は、ネット通販にて825円にて購入。メルカリで探すのも良いでしょうね。

西東京バスのトミカ、夕やけ小やけ号・機関車バス・路線バス

いかがでしょうか?
身近なバス会社のミニカーは、コドモも、昔コドモだったオトナも嬉しいアイテム。
気をつけたいのは、限定商品・廃盤商品は、転売目的なのか、妙に高いモノがあること。
メルカリなどで、気長に探して、お得にゲットすることをオススメします。

インフォメーション

西東京バスで行く、観光・ハイキングスポット

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