コロナ渦(2020年8月)で、近場の観光が再評価される、今日この頃。
お盆時期に入り、西多摩地域の観光地は、賑わいを見せています。
鉄道でも車でも手軽に行ける観光地。
なるべく、混雑を避けて楽しむには、どのように行けばよいでしょうか?
ここでは、主に東京都心からのアプローチについて解説します。
目次
鉄道でのアプローチは?
列車で青梅・御岳・奥多摩方面へ行く場合
御岳山、奥多摩湖・秋川渓谷… 気軽にアウトドアが楽しめる、西多摩エリア。
鉄道で出かける場合、青梅・御岳・奥多摩方面は、JR青梅線、秋川渓谷や檜原方面は、五日市線です。
自動車で出かける場合はこちらを。
でも、地元の人ならともかく、青梅線や五日市線って、あまり馴染みがありませんよね。

新宿から、青梅・御岳・奥多摩方面は、JR中央線で立川駅で青梅線に乗り換えます。
ほとんどの列車は、青梅行き。
青梅から先、御岳・奥多摩方面は、青梅で乗り替えることになります。
なんか乗り換えが多いな、と思う方へ。
中央線快速列車は、日中1時間に2〜4本程度、青梅線直通列車があります。
事前にスマホなどで調べれば、スムーズです。
これならば、東京・新宿駅から、青梅まで乗り換えなしです!
所要時間は、新宿〜青梅間で約1時間程度、奥多摩は、青梅から30分強です。
休日の中央線快速は、時間帯で混み具合がかなり違います。
新宿から乗車する場合は、座れないことも多いですが、国分寺・立川からはかなり空きます。
土日曜日・休日の朝には3本、奥多摩駅直通の「ホリデー快速・おくたま・あきがわ号」が運行されます。
「ホリデー快速」は新宿始発。
2020年8月現在、新宿発6時46分、7時44分、8時22分発です。
この列車、奥多摩方面へのハイキング客で、結構混みます。
新宿で座れないと、途中では座れないことが殆どです。
御嶽を過ぎれば、空きますが…
普通の中央線快速と違い、乗客の殆どが青梅以西へ向かう人、なのですね。
だから、新宿駅で早めに並んで乗るのが良いでしょう。
ホリデー快速の罠
気を付けねばならないのは、「ホリデー快速」は、前4両が「武蔵五日市」行きとなること。
青梅・御岳・奥多摩方面は、後ろ6両。
知らずに乗ると、秋川方面へ行ってしまいます。

偉そうなことを書いていますが、筆者も新宿駅でギリギリで飛び乗って、乗ってから気が付いたことがあります(笑)
ちなみに、「武蔵五日市」行きは7〜10号車、「奥多摩」行きは1〜6号。
乗ったら念のため、乗車号数を確認しましょう!
万一、間違って乗ってしまったら、切り離しをする拝島駅で、乗り換えましょう。
他の駅より、停車時間が長く、安全に乗り換えが出来ます。
奥多摩方面は、本数が少ない
青梅から先は、列車本数がかなり減ります。
1時間に1〜2本程度。
予め、調べて行くべし、です。
もし、青梅駅で30分以上待つならば、途中下車するのも良いかも。
駅右手に、朝7時よりオープンのオリジン弁当、24時間営業のセブン-イレブンがあります。
御岳・奥多摩方面には、コンビニが少ないので、ここで買い出しをすると便利ですよ。
青梅駅周辺は、朝から開く飲食店が少ないのが難点。朝から開いていた青梅駅前のモスバーガーは、2022年3月に閉店したので、ご注意を。
強いて言えば、駅から徒歩8分の幸太郎うどんさんが朝7時30分からオープンしています。
本格武蔵野うどんが頂けますが、ファーストフードではなく、それなりに時間がかかります。
秋川渓谷、檜原方面へ行く場合
秋川方面は、グッと不便になります。
乗り換え時間を含めなければ、新宿〜武蔵五日市は、1時間強。
都心からの直通運転は、夕方の2便のみと、休日朝の「ホリデー快速あきがわ号」のみ。
基本、JR青梅線・拝島駅で、五日市線への乗り換えとなります。
奥多摩方面同様、「ホリデー快速」に乗る際は、乗車号数に注意!
「武蔵五日市」行きは、前7〜10号車です。
新宿の発車時間は、「おくたま」号同様、6時46分7時44分、8時22分発(2020年8月現在)。
JR五日市線は、日中・1時間に2本程度。
近年、減便して不便となりました。
やはり、時間を調べて出掛けた方が良いですね。
西武拝島線、という手もある
ここまでは、JR中央線を使ってのアプローチですが…
西武拝島線を使うのも、意外と便利です。
西武拝島線は、西武新宿線と直通運転をしています。
急行か準急がオススメ。
西武新宿・高田馬場駅から、拝島直通の急行は1時間2本程度の頻度で、運行しています。
タイミングが合わない時は、川越行きの急行に乗り、小平で拝島線に乗り換えします。
隣のホームでの乗り換えなので、苦になりません。
それと、西武線は運賃がお得です。
高田馬場→御嶽駅は、JRのみの場合は935円(Suica利用時)。
西武拝島線を利用し乗り継げば、805円。
往復だと、260円節約できます。
東西線沿線の方など、高田馬場駅での乗り換えが便利な方は、是非ご検討を。
特に、五日市線は、JRでも拝島駅で乗り換えるから、手間もさほど変わりません。
拝島駅は、駅ナカで朝食が可能
拝島駅は、JR改札内に、ミスタードーナッツ、立ち食い蕎麦屋さんがあり、朝7時から営業。
改札外には、イートインスのあるリトルマーメイド(パン)が朝7時から、営業します。
その他、改札内のコンビニは、朝5時45分から営業。
乗り換え時間で、ササッと朝食や買い物ができます。
西多摩で、朝早くからオープンしている飲食店
朝食(モーニング)を外で食べようと思ったけれど、開いている店が見つからない!
なんて、ことありますよね。
西多摩地域で、朝食の食べられる店を地図にしました。
目安として、7時30分に開店している店をピックアップ。
対象地域は、青梅市、あきる野市、羽村市、福生市、日の出町、瑞穂町です。
一部、昭島市のお店もリストアップしています。
地図上のアイコンをクリックまたはタップすると、営業時間が分かります。
お得なキップは、お得か?
ふたつの、1日乗り放題キップ
JR東日本では、東京近郊の路線が1日乗り放題となるキップを、2種類発売しています。

休日おでかけパス
大人 2,720円 小児 1,360円

のんびりホリデーSuicaパス
大人 2,670円 小児 1,330円
非常に似た、割り引きキップですが…
どちらも東京近郊のJR・りんかい線・羽田モノレールに1日乗り放題となるキップです。
どちらも、フリーエリア内 JR 東日本の駅のみどりの窓口、自動券売機で購入できます。
「のんびりホリデーSuicaパス」は、新幹線と久留里線に乗れない代わりに、大人50円、子供30円安い設定です。
「のんびりホリデーSuicaパス」は、お手持ちのSuicaに書き込んで利用します。
定期券として利用中のSuicaや、クレカ一体型のSuicaの一部、モバイルSuicaでは、利用できません。
どちらのキップも「お得感」はあるのですが…
例えば、東京〜奥多摩駅間の場合、普通の運賃は往復2,530円(Suicaを利用した場合)。
微妙に元が取れません。
出発地が遠いとか、途中下車するのではなければ、お得にならないことが多いのです。
しっかり、計算して判断しましょう。
なお、自動車で出かける際は、こちらをどうぞ。
お得なキップなどの情報は、こちらでも紹介しています。