東青梅の蕎麦店「大むら」。
昭和へタイムスリップしたこのような、お蕎麦屋さんです。
蕎麦・うどんはもちろん、ラーメンや中華料理もある「なんでも食堂」的なお店。
専門店がもてはやされる今、どことなくホッと出来るのは、昭和生まれだから？
目次
初めてでも懐かしい？東青梅の老舗蕎麦屋さん
ラーメンもオムライスもある、街のお蕎麦屋さん
青梅市・東青梅の蕎麦店「大むら」。
東青梅駅より徒歩3分ほどながら、静かな道沿いにあります。
青い暖簾と、ショーケース。
高度成長期的な趣きです。
中も昭和風。
テレビが液晶でなければ、完全に昭和です。
縦書きのメニュー版も、懐かしい。
少年マガジンもあります。
スマホ、ケータイなき時代は、マンガで暇つぶしでした。
灯油のストーブ。
なんか、懐かしいなぁ。
煙突付きのストーブ、小学校とかにありましたよね？
これが懐かしいのは、昭和生まれだけかな。
店頭に貼られたメニュー表。
「麺類の部」「中華の部」「ご飯の部」と、家族で好みが別れても大丈夫。
お蕎麦屋さんですが、ラーメンやチャーハンもあるし、オムライスやカレー、カツライスもあります。
休日の昼下がりにお邪魔しましたが、さほど混んでいません。
でも…
「今日は出前で、おかげさまで繁盛してます」
出前の多い蕎麦屋さんは、中華もカレーもあった方が、人気ありますからね。
破格の天もり
全体に安めですが、天もりが税込み850円と破格、しかも税込みです。
ちょっと興味が湧き、注文しました。
さほど待つこともなく、天もりが運ばれています。
なるほど、天ぷらの数が少ないのですね、安さの理由は。
仕切りのあるお重に、蕎麦と薬味、そして天ぷらが収められています。
これも、出前の多い蕎麦屋さんの、合理性なのでしょう。
蕎麦は、自家製粉。
更科ほどではありませんが、かなり白目の、上品な蕎麦です。
やや柔らかめですが、蕎麦特有の甘みのある蕎麦。
特記すべきは、とても長い！
箸で持ち上げても持ち上げても、蕎麦が切れません。
頭の上あたりまで持ち上げて、ようやく掬えるぐらい。
1メートルくらいはあるでしょうか、粋ですね！
年越し蕎麦に、良さそうです。
汁は、鰹節の出汁が効いています。
やや辛口の、しかし丸みのある、江戸前の蕎麦汁です。
薬味は、ネギとワサビ。
天ぷらは、エビ天とピーマンの天ぷら。
衣は、少々色味の付いた独特なもの。
天ぷら屋さんとも、立ち食い蕎麦のそれとも、違います。
ひとことでいうと、香ばしい衣ですね。
平べったい、エビ天。
衣で大きく見せていますが、衣自体が中々美味しいから、ノープロブレム。
外側は美味しい揚げおかきみたいな、でも、中はフワフワしています。
蕎麦汁に漬けて食べると、衣に染みて美味い天ぷら。
塩より蕎麦汁がオススメです。
この天ぷら、きっと、天丼にしてタレが馴染み、美味しいと思われ。
お蕎麦屋さんの、オムライス
別の日に頂いた、オムライス（800円・税込み）です。
お蕎麦屋さんのオムライス、しかも、お店の隠れた人気メニューだとか。
当然、フワトロではない、昭和のオムライス！
おちょぼ口みたいな、控えめなケチャップ。
ムラなく炒められたチキンライス。
小ぶりながらも、鶏肉がたくさん入っています。
チキンライス、パラパラです。
タマネギは、薄切りでした。
適度にシャキシャキで、良い感じ。
オムとチキンライスのバランスの良い、昔懐かしき王道的オムライスでした。
「大むら」さんですが、良い意味で「昭和の蕎麦屋さん」の良さのあるお店でした。
丼ものもカレーもラーメンもあるし、家族連れで行くのも良いですね。
お隣、瑞穂町の大むらは、親戚の方が営業している、とのこと。
老舗蕎麦店の食べ比べも良いかもしれませんね！
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・東青梅駅より、徒歩3分
駐車場… 有り
●大むら
営業時間… 10:30～19:30
定休日… 不定期
住所… 東京都青梅市東青梅2-11-12
電話… 0428-22-1822
