3月、なごり雪の翌朝に、青梅丘陵を散策。
標高300m弱ながら、木々には雪が付き、幻想的な光景が広がります。
儚く消える雪景色を愛でる、早春の低山を歩きました。
儚くとける、雪の森の散策
JR東青梅駅から、青梅の森入口へ

春の初めに降る、気まぐれな雪。
翌日の朝、青梅市郊外の丘陵も、しばし雪景色が楽しめます。
春の青梅丘陵の雪景色は、午前中がオススメ。それも、朝早めが良いでしょう。
起点は、JR青梅線・東青梅駅南口。線路沿いを西へ進み、右折します。

踏切を渡り、成木街道を直進して「鉄道公園入口」交差点を左折。数メートル歩き、今度は右折します。

200mほど進むと「青梅の森 入口」の案内板が登場。左折し、住宅地の急坂を登ります。
冬はアイスバーンとなることもあり、要注意です。

坂を登り切ると左手に「青梅の森 入口」が現れます。ここが登山口です。

霧の丘陵を往きます。もう少し積もっていると期待したのですが… 今回は登山道の積雪はなし。

木の枝の雪も、早くも融け始めます。

雪と霧で、幻想的な森に。誰もいない、静かな空間を堪能します。

視界は100mほどでしょうか、霞む木々に癒やされます。

苔に雪。詫び寂びを、冷凍したイメージ?

森の奥では、雪を纏った木々が霞みます。

「マツボックリ山展望台」入口に、到着しました。
マツボックリ山展望台から展望広場へ
遠く都心まで望める展望台ですが… 霧に阻まれ遠くは望めません。
晴れた日の展望は青梅の森から永山丘陵へ|紅葉と夜景を楽しむ、近場のトレッキングコースをご覧下さい。

展望はありませんが、雪と霧が織りなす森が素晴らしい!

展望台付近の道。地味ですが好い光景です。

積雪は5cm程度でしょうか?湿った春の雪です。

永山丘陵方面の「展望広場」へ向かいます。墨絵のような景色の中、ノンビリ散策します。

「風の子・太陽の子広場」への道を分け、南西へ足を進めます。マツボックリ山展望台から400mほど歩くと「展望広場」入口に到着。

展望広場の光景。霧に包まれ展望は利きませんが… 流れる霧の彼方に、太陽が淡く輝きます。

霧の気まぐれで、また濃霧に。中々、晴れません。しばらく粘りましたが、展望が開けないので下山することにします。
永山丘陵ハイキングコースを経て、JR青梅駅へ

融け始めた雪が瑞々しい。

青空が覗くと、まるで霧氷みたいな光景も!

展望広場から200mほど南へ下ると、永山丘陵ハイキングコースに到着。左折してJR青梅駅方面へ向かいます。

途中、金比羅神社に立ち寄り。

北極星を司る妙見様。
妙見信仰は、亀と蛇の形象の玄武がシンボル。亀は不老不死や長寿の象徴で、豊穣をもたらすとされます。農村部で信仰されるのも頷けます。

陽が昇るにつれ、どんどん雪が融けます。辛うじて残る雪が、花のよう。

落ち葉の上の雪も、もう僅か。地中には、春の準備をする野草が眠っています。

やがてハイキングコースは車道に。道を渡ると、「桜見本園地」があります。

2月から3月にかけて、河津桜が花を咲かせます。園内を下り、青梅駅ヘ。冬と春をコンパクトに楽しめるコースです!

道すがら、梅も楽しめます。
陸橋で青梅線を渡り、右折します。陸橋手前には、人気のカフェ夏への扉もあります。カレーが絶品です!

日によっては、野菜の無人販売も。多摩の名産、のらぼう菜も売っていました!

JR青梅駅に到着。中央線直通列車の始発駅で、立川・新宿方面も座って帰れます。
インフォメーション
マップ
JR青梅線・東青梅駅 …〈15分〉… 青梅の森・四小口…〈40分〉……マツボックリ展望台…〈5分〉… 展望広場 …〈20分〉… 金比羅神社 …〈5分〉… 桜見本園地…〈10分〉… JR青梅線・青梅駅
ー計1時間35分ー
コースの状況
- 青梅の森入口、多少の登道がある程度で、比較的平坦なルート。
- 東青梅駅前、永山グラウンド、青梅駅前にトイレあり。
- スマホのGPS地図アプリがあると、心強い。
- コンビニは、成木街道に2軒。東青梅駅北口にはスーパーがある。
- 積雪時は、念のため軽アイゼン、チェーンスパイク等を携帯。ストックがあると楽。
- 郊外の丘陵だが、冬期は慎重に。