青梅市・御岳渓谷遊歩道。
右岸は、静かな散策が楽しめます。
アケボノソウなど、希少な植物も咲く秋の御岳。
都心からもほど近く、気軽に行けるのも魅力です。
目次
メジャーな御岳渓谷の、マイナールートを歩く
御嶽駅から、渓谷右岸へ
新宿から列車で約1時間30分。JR青梅線・御嶽駅を起点に、御岳渓谷を散策します。
有名な景勝地、ハイシーズンはやや混み合いますが… 今回は、歩く人も少ない右岸(川の北側)を散策します。
駅前の御岳橋を渡ります。橋のたもとに「御嶽神社参道」の石標もあります。
橋を渡ると、左手に「玉堂美術館 近道」の看板があります。ここを左折し、渓谷沿いの遊歩道を川井駅方面へ向かいます。
渓谷へ降る道を進みます。
辺りには、シュウカイドウの花が咲いています。
渓谷間近の遊歩道。10月中旬ですが、少しずつ秋の気配が漂います。
先ほど渡った御岳橋を見上げます。
深い渓谷なのに、川幅は広く空が広い!
道ばたには、ミゾソバ。
左岸の遊歩道に比べ、野趣あふれた雰囲気です。
しばらく進むと、杣の小橋が見えます。
時間があれば橋を渡り、左岸へ寄り道しましょう。秋はススキが綺麗です。
河原に水がたまり、秋の空を映ります。
杣の小橋から、川井駅へ
右岸にもどり、橋の横を西に進みます。
秋なのにアジサイが。蜜を吸う虫も集まります。
足もとの草に雫。
神路橋・丹縄方面へ進みます。
薄暗い森の道が続きます。
キバナアキギリ、ミズヒキと色とりどりの花。
渓谷に流れ込む沢を渡ります。
流れは細いものの、豪快な沢。
針葉樹、広葉樹が混在する森の道。
多摩川上流の御岳渓谷ですが、下流からは想像できないほど、水が澄んでいます!
しばらく進むと、奥多摩フィッシングセンターに出ます。
水面ギリギリの橋を渡ります。当然、増水時は渡れないので、ご注意を。
左岸を西へ進みます。
この一帯は、丹縄園地と呼ばれ、和食も美味いカフェグリーンマムもあります。
道横の崖から水が湧き出します。
渓谷美、という言葉がピッタリな光景。
道なりに進み、坂道を登ると青梅街道(国道411号)に到着。ここを左折します。
青梅街道を1.4kmほど進みます。小さな橋の先、進行方向右側に、JR川井駅方面の近道を右折。狭い階段を登ります。
秋はハナトラノオの花が咲いていました。
線路の下をくぐり、線路脇の道を西へ。
JR青梅線・川井駅に到着。改札外に、ピカピカな公衆トイレがあります。
秋の御岳渓谷は、絶滅危惧のアケボノソウも。
おおよそ、9月下旬から10月中旬にかけて咲きます。
センブリの仲間で、花びらに星のような斑点のある、美しい花です。盗掘の危険性があり、詳しい自生地は掲載できませんが、渓谷にひっそりと咲いています。
インフォメーション
コースマップ
JR青梅線・御嶽駅 …〈5分〉… 御岳橋左岸・遊歩道入口 …〈20分〉… 杣の小橋 …〈25分〉 … 丹縄園地…〈30分〉… JR青梅線・川井駅
ー計1時間20分ー
コースの状況など
- 通常時、特に危険な箇所はないが、増水時は危険
- ほぼ平坦な道だが、やや狭い場所もある
- トイレは、御嶽駅前、神路橋付近、御岳苑地、川井駅前にある
- 奥多摩フィッシングセンターの橋は、増水時は渡れない。神路橋まで引き返すことになる