青梅市の吹上しょうぶ公園。
東京都内でも、屈指の菖蒲の名所です。
里山の麓の、谷戸地を活かした花園に色とりどりの花を咲かせます。
野趣あふれた自然の中で観る菖蒲は、格別です。
目次
都内最大級、谷戸地の菖蒲園
初夏に花咲く、10万株の菖蒲

「吹上しょうぶ公園」は、東京でも屈指の菖蒲の名所。
2.1ヘクタールの園内に、約10万株の菖蒲が咲き誇ります。

早咲きは5月下旬から咲き始め、6月下旬まで楽しめます。
品種によって時期が違いますが、一番の見頃は6月中旬でしょうか。

吹上しょうぶ公園は、沢沿いの地形を活かし、造られました。
背後に里山が迫り、源流近くに、菖蒲園があるのです。
このようなロケーションは、かなり珍しいのでは?

吹上しょうぶ公園は、幅が確保された木道が整備されています。
車椅子対応の、バリアフリーな菖蒲園です。

里山に囲まれているのも特徴。自然の中で、菖蒲が楽しめます。
250品種の菖蒲たち

吹上しょうぶ公園には、なんと250品種もの菖蒲が植えられています。






まさに色とりどり。

品種名が分かるよう、札も設置されています。
アジサイやシモツケソウ、も美しい!

菖蒲園ですが、他の花も楽しめます。
菖蒲の季節はアジサイも、競うように咲きます。

菖蒲園には小さな池もあり、シモツケソウも咲いています。

独特の風体の、タチアオイも。
タチアオイは、7月まで楽しめます。
菖蒲が終わり、7月中旬には睡蓮が楽しめます。詳しくは下記リンクを。
9月には、彼岸花も楽しめます。季節折々、訪れるのも良いですよ。
城跡の山をプチ探検

しょうぶ公園北側の道を少し登ると、雑木林があります。

林を5分ほど登りつめると、勝沼城跡の標識があります。
戦国時代に廃城となりましたが、今でも城の名残も保存されています。
北の道から里にも下れますが、少々分かりにくいので、素直に戻ったほうが賢明です。
なお、雨上がりなどは道がぬかるんでいるので、城跡歩きをするならば、滑りにくいトレッキングシューズを履いたほうが無難です。
吹上しょうぶ公園からほど近い、塩船観音寺はアジサイの名所。併せて訪ねると良いでしょう。
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・東青梅駅より、徒歩25分
または、JR青梅線・河辺駅より、都営バス塩船循環(梅77甲・乙)にて「吹上しょうぶ公園入口」下車、徒歩6分
駐車場… 有り
営業時間・入園料
営業時間… 9:00〜 17:00
定休日… 水曜日・12月~2月の期間
入場料… 吹上花しょうぶまつり(5月下旬~6月中旬)期間内の指定期間のみ、200円
問い合わせ先
●青梅市役所 公園緑地課
https://www.city.ome.tokyo.jp/soshiki/24/
●青梅観光協会
https://www.omekanko.gr.jp/