穴場中の穴場?青梅・吹上しょうぶ公園で、睡蓮を愛でよう!

東京、いや関東でも有数の菖蒲の名所「吹上しょうぶ公園」。
今年(2020年)は、コロナ渦で菖蒲の季節は閉鎖しましたが、外出自粛も解除され、7月現在、自由に入場できます。
意外と知られていませんが、ここは、睡蓮の名所でもあります。
静かで、もっといえば、閑散としています。
喧騒から離れて、睡蓮の花見を楽しむには、もってこいの名所です!

里山に囲まれた、吹上しょうぶ公園で、睡蓮を楽しむ!

菖蒲の名所は、睡蓮の名所?

菖蒲の終わった、青梅・吹上しょうぶ公園
菖蒲の終わった、吹上しょうぶ公園

「吹上しょうぶ公園」は、関東屈指の菖蒲の名所です。
2.1ヘクタールの園内に、約10万株の菖蒲が咲き誇ります。
これだけの菖蒲が咲くところは、日本でもかなり珍しいのでは?

「吹上しょうぶ公園」は、里山に囲まれた谷地にあります。
もう沢の源流部といって良い場所ですが、比較的開けた場所を活かして、造られています。

公園内に池もあり、菖蒲が終わると、睡蓮の花が咲き始めます。
考えてみれば、菖蒲も睡蓮も、池を好んで咲く花。
ある意味、菖蒲の名所が睡蓮の名所であることは、必然なのかもしれませんね。

睡蓮の季節は、とっても静か

青梅・吹上しょうぶ公園の蓮

梅雨の晴れ間を狙って、出かけてみました。
日曜日というのに、駐車場も2台ほど。
うち1台は、管理人さんの車と思われ、つまり先客は1組だけのようです。
2.1ヘクタールをほど独占、みたいな状況です(笑)
菖蒲の季節の混雑ぶり(といっても、都区内の名所に比べれば空いていますが)がウソみたい。

青梅・吹上しょうぶ公園の蓮

睡蓮は、入口近くの池に咲いています。
エンジ色と白の二種類です。

青梅・吹上しょうぶ公園の蓮

睡蓮は、ちょっと岸から撮りにくい場所にあるので、スマホだと豆粒みたいにしか写りません。
望遠レンズの付いたカメラをお持ちならば、持っていくと良いですよ。

青梅・吹上しょうぶ公園の蓮と、アオイトトンボ

アオイトトンボが睡蓮の上で、愛を育んでいます。
なんて、観察していると、近所の子供が網を持ってやってきました。
ここは、トンボが多いのですかね。
都会じゃ、あまり見かけない光景ですよね。

睡蓮の他にも、花色々

青梅・吹上しょうぶ公園の、ヤブカンゾウ
ヤブカンゾウ

睡蓮以外にも、初夏の花が咲いていました。
池の畔には、ヤブカンゾウ。
ワスレグサ、とも言います。
一日限りしか咲かない、ちょっと悲しい花でもあります。

青梅・吹上しょうぶ公園の、タチアオイ
青梅・吹上しょうぶ公園の、タチアオイ
タチアオイ

タチアオイも、咲いていました。
別名、ツユアオイ。
この花が咲くと梅雨が終わるといいますが、今年は早咲きのようですね…

青梅・吹上しょうぶ公園の、タチアオイ
キキョウ

キキョウも見頃でした。
かなり背の高いキキョウが、たくさん咲いています。

青梅・吹上しょうぶ公園裏の里山

吹上しょうぶ園から上流へ向かうと、森となります。
戦国時代、廃城となった、勝沼城址跡の森です。
ほんの少しだけ、歩いてみます。
一応、山道ですので、足元はしっかりした靴で!

初夏はやや鬱蒼として、その分涼しいですね。
雨上がりの後は、ぬかるんでいます。

青梅・吹上しょうぶ公園の、ホタルブクロ
ホタルブクロ
ミズヒキ

ホタルブクロ、ミズヒキと、森にも花が咲いています。
登りつめれば(といっても標高200mちょっとですが)、給水施設所のある山にたどり着きますが、今回は引き返します。
吹上しょうぶ公園ですら、人が居ないので、裏山ももちろん静かです。

季節外れの「吹上しょうぶ公園」如何でしたか?
何といっても静かですし、裏の里山も中々楽しめます。
梅雨の晴れ間に、気軽に花々を楽しめますよ!

菖蒲の季節の詳細は、こちらで。6月が見頃です。

彼岸花の季節も良いですよ。

インフォメーション

アクセス

JR青梅線・東青梅駅より、徒歩25分
または、JR青梅線・河辺駅より、都営バス塩船循環(梅77甲・乙)にて「吹上しょうぶ公園入口」下車、徒歩6分
駐車場… 有り

営業時間・入園料

営業時間… 9:00〜 17:00
定休日… 水曜日・12月~2月の期間

問い合わせ先

●青梅市役所 公園緑地課
https://www.city.ome.tokyo.jp/soshiki/24/

●青梅観光協会
https://www.omekanko.gr.jp/

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