羽村市・根がらみ前水田の、チューリップ畑。
田んぼを利用した、広大な土地一面に、チューリップが花開きます。
関東最大級のチューリップ畑のすぐ近くには、日本在種のオドリコソウが咲く公園も。
こちらも。地味ながら可憐な花が、楽しめます。
目次
総天然色的な、チューリップ畑を東京で
休耕田が、観光の名所に?
多摩川の河原近くの水田を活かした、羽村のチューリップ畑。
1988年に市と水田の所有者が協力し、市民に球根を配るために始まりました。
今では、市民の方や、市内の日野自動車やカシオなども植え付けに参加。
保育園の子供たちも、植えています。
広さは東京ドームの1.2倍ほど、約60品種のチューリップが、4月になると咲きます。
多摩川を挟んだ西側は、奥多摩の山の発端。
雑木林の丘陵の広がる、里山です。
関東平野の縁にあたるこのチューリップ畑が、長閑な雰囲気なのも、うなずけます。
午前中がオススメ
関東最大級のチューリップ畑だけあり、シーズン中は混みます。
コロナ渦だから、というわけでもありませんが、ゆっくり楽しむには、午前中がベスト。
日当たりの良く、朝9時くらいから花が開きます。
写真撮影の人も、斜光線越しのチューリップは、日中よりも美しいですよ。
チューリップの動揺そのままに、赤・白・黄色。
紅白で、おめでたい光景。
ピンクも仲間入り。
紫色のチューリップも。
紅一点の、小さなチューリップ。
小さなミニチュア水車も、あります。
兄弟でお花見?
そういえば、羽村にはご機嫌なドッグカフェもあります。
チューリップの栽培、といえば、日本では富山と新潟ですが…
戦後、日本が復興半ばの頃、アメリカなどに輸出され、貴重な外貨を獲得した時代も。
新潟の旅先でチューリップを観たのを、今ここで思い出しました。
菜の花も、チューリップに圧倒されたのか、いつもより地味に見えます…
鯉のぼりも、気持ちよさそうに、春風に舞い上がります。
その名も、踊子草公園
チューリップ畑の、東側に大きく立派な、エノキがあります。
向かい側の、踊子草(おどりこそう)公園の木です。
狭いながらも林のある、児童公園。
チューリップの時期は、臨時で駐輪場としても利用されます。
公園の由来にもなった、オドリコソウですが…
外来種のヒメオドリコソウは、空き地など、そこら中に生えています。
でも、日本の在来種のオドリコソウは、メッキリ減ってしまいました。
ここでは、チューリップと、ほぼ同時期に咲き始め、5月くらいまで見頃です。
花は白に近い、淡いピンク色。
笠をかぶった踊り子みたいなのが、名前の由来です。
小さな公園に咲く、地味ながら、キレイな花。
まだ、四月の初めは、咲き始めで数は少ないですが、チューリッ見物の後に、是非観てください。
公園から、木の葉越しに、鯉のぼりが見えました。
やはり、春は良いですね。
根がらみ前水田ですが、蓮や睡蓮の時期もオススメです。
7月下旬からは、蓮の他に、ヒマワリも見頃となります。
2023年の様子は下記をどうぞ。
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・羽村駅より、徒歩25分
問い合わせ先
●羽村市観光協会
Webサイト… http://hamura-kankou.org/
住所… 東京都羽村市羽東1-13-15
電話… 042-555-9667
羽村市観光案内所にて、レンタサイクルの貸し出し有り
貸し出し時間… 9:00〜16:00