羽村市の「のんびりカフェ 中車水車小屋」。
多摩川近く、関東有数のチューリップ畑に面した小粋な店です。
素材を活かしたワンプレートランチが人気。
水車もある居心地良い古民家で、ゆったり過ごしませんか?
目次
チューリップ畑の古民家カフェで、ワンプレートランチ
東京羽村市のチューリップ畑
![羽村市・根がらみ前水田の、チューリップ畑](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2023/04/DSC9705-2023-04.jpg)
東京西部の羽村市。玉川上水「羽村の堰」でも知られる市です。
![羽村市・根がらみ前水田の、チューリップ畑](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/image-4.jpeg?resize=728%2C486&ssl=1)
休耕田を活かしたチューリップ畑も羽村の魅力。
東京とは思えない、広大な光景が広がります。近くの多摩川沿いには桜も咲きます。
夏は蓮や睡蓮も咲きます。あまり知られていないのか、知る人ぞ知る穴場スポットです。
![羽村市・根がらみ前水田と、「のんびりカフェ 中車水車小屋」](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/image-5.jpeg?resize=728%2C486&ssl=1)
今回紹介するのは、チューリップ畑沿いの「のんびりカフェ 中車水車小屋」。
![羽村市・根がらみ前水田の「のんびりカフェ 中車水車小屋」](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC9546-2023-04.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
絵本にでも登場しそうな、好い佇まいです。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」店内](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6218-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
店内は、昔ながらの古民家。いかにも底冷えしそうですが…
ホットカーペットが敷いてあり、冬でもぬくぬく。「ダメ人間」になりそうな予感?
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」店内の置物](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6234-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
おもちゃ箱をひっくり返したような趣きながら、調和の取れた不思議な空間。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の薪ストーブ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6387-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
薪ストーブで暖を取ります。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の真空管アンプ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6226-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
真空管アンプで鳴らすBGM。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の水車](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6373-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
店の裏側には水車。「中車水車小屋」の店名は、伊達ではありません!
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の水車と、羽用水](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6417-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
多摩川から引いた用水路で廻します。
「羽用水」と呼ばれ、多摩川と並行する素掘りの用水です。
![羽村市・根がらみ前水田の、1941年空中写真](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/arial-1941-C23-C4-41.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
国土地理院・空中写真を引用・加工
水路は、戦前・1941年の空中写真でも確認できます。その横には小屋もありますね。
電力化が進み、水車は廃止となりましたが、1982年になんと、いち個人が復元。
「水車のある蕎麦店」として営業し、それを引き継ぐ形で、カフェとなりました。
主なメニュー
価格は税込みです。なお、「花と水のまつり」期間は、一部価格が変更となる場合があります。
ランチプレートは日替わりで2〜3種類程度、コーヒーまたは紅茶付きです。
100円プラスすると、カフェラテに変更できます。
水出しコーヒー、水出し紅茶など、アイス系も手間暇かけています。
チャイやココアは無糖、お好みで砂糖を入れるスタイル。
ジュースがストレート果汁なのも良いですね!
ショウガが効いた絶品豚丼と、カフェラテ
訪店日のランチプレートは3種類。キーマカレー、車麩の味噌カツ丼、豚丼から選びます。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、ランチ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6311-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
豚丼を注文。ドリンクは、プラス100円でカフェレテをチョイス、しめて1,350円でした。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、豚丼ランチ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6250-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
大きなお皿には豚丼のほか、野菜がタップリです。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、豚丼ランチ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6258-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
野菜に負けじと、山のように盛られた豚丼。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、豚丼の肉](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6334-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
糸唐辛子、ピーマンと、彩り鮮やかでお洒落な豚丼です。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、豚丼の肉](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6348-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
お洒落なだけではありません!ショウガの利いたタレが絶妙。ふっくらとしたジューシーな豚肉を引き立てます。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、豚丼の卵](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6275-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
固ゆで一歩手前の半熟卵ならぬ「6分の5熟」くらい。背伸びすれば大人になる、思春期のようなゆで卵ですね!豚丼のタレを絡めても美味いです。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、サラダ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6263-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
ホクホクのカボチャを始め、新鮮な野菜も主役級の美味さ。サラダボウル単体で売り出しても良いかも?
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、カフェラテ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6325-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
泡も美味しいカフェラテ。酸味がやや抑えめな、香り高いコーヒーなのでしょう。何杯でも飲めそうな優しい味わいです。
甘くないホットココア
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、無糖ココア](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6411-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
メニューを眺めると… 無糖のココアがあります。
「巷のカフェでは、甘くないココアは、ほとんど無いのですよね」と店主。
ならば、無糖のココアを出してみようかと。
試しに無糖のココアを飲むと… 苦みもさることながら、ココア独特のコクが、くっきりと浮かび上がります。もちろん、甘いのがお好きなら砂糖を足すと良いでしょう。
最初はストレートで、途中からスイートな味で変化を付けるのも良いですね。
チューリップ畑のキャッチャー
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、色紙](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6391-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
「のんびりカフェ 中車水車小屋」では、ワークショップや音楽会なども開催。スイーツやクラフト販売会などのマルシェ的な催しも行います。
「オープンマイク」と呼ばれる、職業や年齢の垣根を越えたイベントも好評です。
![羽村市「のんびりカフェ 中車水車小屋」の、ピール](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2024/03/DSC6405-2024-03.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
「何でも、首を突っ込む性格なのですよね」と店主さん。
単なるカフェではなく、地域コミュニティの「場」を提供したい。
「首を突っ込んだ」分だけ、輪が広がるカフェなのでしょう。
サリンジャーの小説「ライ麦畑でつかまえて」の原題は、”The Catcher in the Rye”。
本来、直訳すれば「ライ麦畑のキャッチャー」でしょうか?
誤訳といえば誤訳ですが… 訳者は百も承知で邦題としているのかと。
「つかまえて」欲しい心があり、それを受け止める「キャッチャー」もいる。
ひとりの人間に、どちらも宿るからこそ「ライ麦畑でつかまえて」なのでしょう。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2023/04/DSC9766-2023-04.jpg?w=728&ssl=1)
チューリップ畑で、地域の幸せを「キャッチ」するカフェ。
ボールを投げ返せば、ちょっぴり幸せになれる、そんなお店ですよ!
インフォメーション
アクセス・営業案内
JR青梅線・羽村駅西口より、徒歩25分
または、羽村駅西口より、羽村市コミュニティバス「羽村西コース」にて「いこいの里」バス停下車、徒歩3分
駐車場… 有り
●のんびりカフェ 中車水車小屋
Webサイト… https://www.instagram.com/hamuranosuishagoya/(インスタグラム)
営業時間… 平日 11:30〜16:30 土日祝 11:30〜17:00
定休日… 火・木曜日
住所… 東京都羽村市羽中4-17-6
電話… 080-3573-9514
※ はカフェタイムのみ提供