あきる野・大悲願寺から、横沢入の谷地を経て丘陵へ。
昔懐かしき、田園風景や雑木林を歩きました。
春になると桜をはじめ、野草の咲き乱れる花の宝庫です。
目次
花の名寺・大悲願寺から、春の横沢丘陵の雑木林を歩く
武蔵増戸駅から、大悲願寺へ
起点は、JR五日市線・武蔵増戸駅。春は駅前のソメイヨシノも美しいです。
駅・西側の踏切を渡り、線路の北側へ。
踏切近くのローソンは閉店ました。買い出しするなら、コースから外れますが、踏切から北へ数分歩くとセブン-イレブン・スーパーのいなげやがあります。
踏切の先で左折し、西へ歩きます。畑や遊休地には、タンポポが美しい道です。
駅から20分程度で、大悲願寺に到着。境内には、桜を始め、春の花に彩られます。
山門をくぐり、境内へ。
大悲願寺といえば、秋の白萩が有名ですが、春もまた素晴らしい古刹です。
大悲願寺は、鎌倉時代創建の真言宗の古刹。
境内には、お遍路道を模した、「お砂踏み」もあります。
また、五日市七福神のひとつ、大黒様も祀られています。
桜も美しいですが、ツツジも負けていません!
お遍路道の仏像も、ツツジに囲まれています。
お遍路道を歩くと、陽光桜の並木道。心地よい長閑な光景です。
大悲願寺から、横山丘陵へ
大悲願寺から、横沢入へ向かいます。
山門から、武蔵増戸駅寄りへ少し戻ると、道標があります。ここで「横沢」方面へ北へ左折。
先程歩いた、陽光桜の並木が見えます!
10分弱歩くと、田んぼが広がる、横沢入に到着します。
横沢入は、一時は荒れた田畑を、東京都の保全事業で「横沢入里山保全地域」として復元。地元の有志が、田植えをしています。
木々の芽吹きも始まりました。
横沢入は、沢沿いを生かした谷地の田んぼ。カブトムシもいて、子供だけではなく、大人も夢中になるとか。
谷地を散策し、いよいよ丘陵へ。
横沢入の北東に、登山口があります。道標も整備され、「横沢東側尾根」方面へ進みます。
いきなり、急登が!ロープを頼りに登ります。
里山と軽く考えていると、思わぬアクシデントも。ちゃんとしたトレッキングシューズが必要ですね。
付近は、タチツボスミレが咲き乱れます。
急登から、徐々になだらかな道へ。雰囲気の良い雑木林を歩きます。
しばらく歩くと、目の下に、新興住宅地… 突然で、違和感はありますが、春は桜の名所。
住宅地から、また森に入ります。雑木林越しに奥多摩の山並みも望めます。
階段状の道に、ロープ。
唐松山頂上に到着。
307.6mの三角点もありますが、展望はありません。
山頂から少し下り、登り返します。またしても、ロープを頼りに急登の道です。
展望のないピークをいくつか踏み、杉林を往きます。
大久野方面への道を分け、小机林道方面へ下ります。
しばらく下ると、林道に出ます。
林道を少し下ると、天竺山方面の登山道があります。
木の根が這う道。ここもロープがありますね。
天竺山から、武蔵五日市駅へ
鬱蒼とした森を経て、山内神社のある、天竺山の頂上に到着します。
神社の裏手から、都心方面の展望。圏央道がよく見えます。
この山域は、花も多いですね。
途中、数箇所でシュンランも見かけました。
天竺山から、武蔵五日市駅方面へ下ります。途中、金毘羅宮があります。
更に下ると三内神社。
鳥居をくぐり、五日市線の踏切を渡ります。西に右折ししばらく歩くと、秋川街道にぶつかります。左折すれば、JR五日市線・武蔵五日市駅。始発列車で、座って帰宅できます。
インフォメーション
地図
JR五日市線・武蔵増戸駅 …〈20分〉 … 大悲願寺 …〈10分〉 … 横沢入 …〈15分〉…横沢東側尾根登山口 …〈50分〉… 唐松山 …〈1時間10分〉… 天竺山 …〈30分〉… JR五日市線・武蔵五日市駅
ー計3時間15分ー
コースの状況など
- 標高の割に、アップダウンがある。滑りやすい道も多く、トレッキングシューズなどが必要。
- 赤土の滑りやすい道もあり、雨の日などは慎重に。
- 逆コースは、急な下り坂となり、より慎重に。