羽村の堰から玉川上水沿いに小金井公園まで、サイクリング。
復路は多摩湖自転車道・空堀川歩道を利用し、小平ふるさと村・あじさい公園などへ寄り道。空堀川を通り、羽村へ戻りました。
目次
新旧ふたつの「水道道路」を巡る、自転車
小金井公園を散策
玉川上水&多摩湖自転車道サイクリングのプチ旅行記の後編。
前編は、羽村〜小金井公園をご紹介しました。
小金井公園は、自転車乗り入れ可能。
約80ヘクタールの巨大な公園で、サイクリングコースもあります。桜の名所としても名高い都立公園です。
公園には「江戸東京たてもの園」も併設。こちらは有料ですが、ちゃんと見ると結構時間が掛かります。写真は以前、見学した際に撮った、青梅市・西分の「萬徳旅館」です。
公園を満喫したら、北側の「小平口」へ。入口近くは、石神井川の源流付近です。厳密には、小金井カントリークラブ内が源流。ここから、石神井公園などを経て、墨田川にそそぎます。
小金井公園から、小平ふるさと園へ
小金井公園から、多摩湖自転車道と空堀川遊歩道経由で、起点の羽村駅に戻ります。復路は約23.5km、距離は往路とほぼ同じです。
公園から北に進むと、多摩湖自転車歩行者道に出ます。境浄水場と多摩湖を結ぶ、水道道路です。ある意味、現代版・玉川上水といえます!
以前は「多摩湖自転車道」でしたが、歩行者に配慮したのか、名称が変更されました。
ほぼ一直線に伸びる、多摩湖自転車歩行者道。沿道にはアジサイの花も。歩行者も多いので、スピードは控えめに!
小金井公園から2km少々、「小平ふるさと村」に到着。無料で入園できます。小平は、赤丸ポストが37ヶ所あり、東京で一番多いとの事です。
赤い屋根の郵便局は、明治41年(1908年)建築の、旧小平小川郵便局舎。いったい何人の村人が恋文を託したのでしょうか。
小さな園内ですが、18世紀建造の農家など貴重な建築物があります。
内部も見学可能。囲炉裏もあります。
小さな流水で回る水車。
かつて小平では、玉川上水から分水し、脱穀・製粉用として利用されていました。
江戸時代には33基もの水車があったとか!
小平あじさい公園へから、空堀川経由で羽村駅へ
ふるさと村から1km弱進むと、小平あじさい公園。
いったい、何種類のアジサイがあるのでしょうか?色とりどりに咲き誇ります。
境内には、ところ狭しとアジサイが咲きます。昔は穴場でしたが、かなり有名になったのか、かなりの賑わいでした。
あじさい公園から約400m、小平駅に到着。西武新宿線から、拝島線が分かれる駅です。さして広くない小平市ですが、7つも駅があるのですよね。
快適な道が続きます。この道は都道で、コンディションも良く、走りやすいですね。
小平駅から約3.5km、空堀川・狭山堀橋。橋を渡り右側へ回り込み、空堀川沿いの遊歩道を西へ。
左岸・右岸を何度か渡り返し、西へ進みます。
遠く、奥多摩・大岳山も見えます。
空堀川は、洪水対策事業のため、通行できない区間もあります。
青いラインが新河川、赤ラインが旧河川。曲がりくねった河川を、ショートカットする工事が進められています。
空堀川は、太古の多摩川の名残り、ともいわれます。狭山丘陵が源流で、武蔵野台地で完結するため、通常は水量が少ないですが… 反面、雨が降ると洪水となりやすいのが特徴です。
狭山堀橋から約4.7km、下砂橋付近で川沿いを離れ、大曲り新道を西へ。
武蔵村山市役所前を通り、「本町一丁目」交差点を左折し、80m先を右折します。
しばらく進むと新青梅街道に出ますが… 交通量が多いので、新青梅街道・南側の並行する裏道を進みます。
ジョイフル本田の近くを通り、200m程度先を左折。畑の広がる道を、何度か曲がりつつ南西に進むと、横田基地沿いの道に出ます。右折し北へ進みます。
しばらく進むと、六叉路に到着。交通量の少ない、南西方向に延びる道を進みます。
「みずほエコパーク」前を経て、国道16号線に出ます。右折して、100mほど先の「新羽村街道」交差点を左折します。
新羽村街道は、簡易ながら自転車レーンもあり、比較的安全です。
ほぼ一直線の道を2km強進むと、JR青梅線にぶつかります。線路沿いの道を右折すれば、起点の羽村駅に到着します。
インフォメーション
マップ
コースの状況
- 羽村〜小金井公園往復は、約48km。
- 玉川上水遊歩道は一部、未舗装の道もある。
- 遊歩道は歩行者優先、道路標識に従うこと。
- 空堀川遊歩道は、工事での迂回箇所もあり。