2021年6月にオープンした、あきる野市・養沢渓谷の「六花」。
野趣あるれる渓谷の、小さな蕎麦店です。
メニューは蕎麦のみ。2種類の粉を使った蕎麦を食べ比べる、「そばくらべ」が人気です。
蛍の里の、こだわり蕎麦屋さん
養沢渓谷の小さな、お店
六花は、2022年5月をもってあきる野での営業終了し、2023年の青梅・千ヶ瀬に移転しました。移転先は下記の記事をご覧下さい。
あきる野市西部の養沢渓谷。
秋川の支流で、東京にもかかわらず、自然の色濃い渓谷です。
毎年6〜7月にかけては、蛍も見られます。
また、渓谷沿いにある徳雲院は、梅の名所。春の時期は、色とりどりの梅が花咲かせます。
その養沢渓谷の上流に、2021年6月、手打ちそば「六花」がオープン。
運動不足解消も兼ね、自転車で訪ねてみました。
駐車場もあるし、少ないながらバスの便もありますが、山間の道を自転車で走るのも中々良いです。
さほど急坂もないので、ツーリング向きの道です。ちなみに、最寄りの武蔵五日市駅近くには、レンタサイクルもあります。
武蔵五日市駅から7km強、渓谷を往くと右手に公営の研修施設「養沢センター」。
養沢センターの一角に、今回お目当ての「六花」のお店があります。
土日のみの営業、簡易なお店ですが、逆にバイクツーリングや登山の人は入りやすいでしょうね。
すだれのかかる屋台、山間の蕎麦屋さんらしい雰囲気です。
すだれにメニューがありますが、なんと2種類のみ。
- もりそば… 700円
- そばくらべ二枚… 1,000円
つまり、蕎麦以外はなく、この清さが素晴らしい!
蕎麦は十割の手打ち。
お店の裏に道具があり、打ち立てが楽しめます。
山間で水も良さそう、これは、期待が高まります!
「そばくらべ」で2種類の蕎麦を
ここは、やはり「そばくらべ」でしょう。
他のお客さんも「そばくらべ」をオーダー。山里のこのお店は「わざわざ」行く人が殆ど、せっかくならば「そばくらべ」食べますよね。
「そばくらべ」は、2ヶ所の産地の蕎麦粉で打った蕎麦を食べ比べ。
今回は、福井産と会津産とのこと。果たして、違いが分かるか、楽しみです!
まずは、福井産を頂きます。10割ですが、コシがあります!
「昔は、10割だとボソボソなんていわれていましたけれどね、打ち方を工夫すればコシがでます」
と店主の方。
なるほど、その通りで、10割ならではの香りと両立しています。
蕎麦は、いわゆる蕎麦の星 (表面の黒い点々)がありません。
蕎麦殻を丁寧に取り除き、蕎麦粉にしている「丸抜き」の蕎麦。
上品で洗練されたのどごしの良い蕎麦、ですね。
もっとも、殻を入れる田舎風の蕎麦もまた美味く、製粉で様々な味が楽しめるのが、蕎麦の魅力ですね。
薬味は、ネギとおろし大根。
汁はやや濃口、醤油は五日市のキッコーゴー(近藤醸造)、とのことです。
1年かけて醸造しガラス瓶で販売している醤油は、逸品です。
旧五日市街沿いに、直売所もあるので、蕎麦を食べた帰りに、是非、寄り道を。
2枚めは、会津産。
蕎麦の香り、というか味が濃厚です。
食べ比べではなければ、気が付かないかもしれませんが、確かに味が違います。
会津産も丸抜き。コシもあり、香りも良い美味しい蕎麦ですね。
最後は蕎麦湯で〆て、大満足な蕎麦の小旅でした。
インフォメーション
アクセス・営業案内
六花は、2022年5月をもってあきる野での営業終了し、2023年の青梅・千ヶ瀬に移転しました。移転先は下記の記事をご覧下さい。
JR五日市線・武蔵五日市駅より、西東京バス「上養沢」行にて、「海入道」バス停下車、徒歩1分
駐車場… あり
●六花
営業時間… 11:30〜15:30(売り切れ次第、店じまい)
営業日… 土・日曜日
住所… 東京都あきる野市養沢290−1
●近藤醸造直売所(キッコーゴー醤油)
Webサイト… https://www.kondojozo.com
営業時間…9:00~17:00
営業日… 年末年始を除く毎日
住所… 東京都あきる野市山田733-1
電話… 042-595-1212