梅雨時期は、どうしても億劫になりがち。
でも、森が一番美しい季節、でもあります。
気軽に歩ける「青梅の森」から永山丘陵付近の里山。
運が良ければ、霧の幻想的な光景が広がります。
梅雨のあとさきの、青梅の里山
青梅は、霧が発生しやすい?
朝起きると窓の外が、霧で真っ白。
筆者は、都区内から青梅へ引っ越しましたが、青梅は霧の日が多い印象です。
調べてみると、2020年、青梅で濃霧注意報が発令されたのは31回。
特別警報・警報・注意報データベース
ちなみに東京23区では28回、思ったほど違いません…
感覚的には圧倒的に、霧が多い気がするのですがね。
それはともかく…
自動車の運転などは厄介ですが、霧の森はとても美しい!
指導標の整備された里山ならば、比較的安全に楽しめます。
青梅の森から、永山丘陵へ
JR青梅線・東青梅駅北口から、天寧寺坂通りを北へ歩きます。
途中、セブン-イレブンのある交差点の少し先から左へ登り、さらに三叉路を左へ。
少し歩くと「青梅の森」の指導標のある狭い道を右に曲がり、少々登ると登山口があります。
青梅で霧の出やすい時期は、3月から7月にかけて。
一度歩くと虜になりますが、霧の森は幻想的で美しいです。
東山魁夷の絵のような光景が、広がります。
エゴノキの花でしょうか、春先に咲く花も散り、土へ還ります。
里の近い山で道も整備されているとはいえ…
霧が濃いと、現在地を見失うこともあります。
出来れば、夕方は避けたほうが良いでしょう。
刻々と暗くなる日暮れ時は、焦りがちになります。
要所にある指導標に従い、「永山公園」方面へ。
沢の源流を廻り込むように、道は曲がります。
途中、展望台の近くを通ります。
視界20mくらいでしょうか、何も見えません…
ちなみに天気が良ければ、東京スカイツリーも、ご来光も見えるスポットです。
展望台付近は、真下は沢の源流部。
霧の溜まりやすい地形です。
一寸先は、霧の中。
普段は目もくれない、枯れ木も美しい…
しばらく歩くと、永山丘陵の第二休憩所の下に出ます。
左へ曲がり、少し歩くと、第一休憩所。
永山丘陵は、霧の日でも意外と歩く人と出会います。
近所の人の、定番散歩コースなのですよね。
アジサイも、咲き始めました。
2021年は、早いですね。
青梅駅まではいくつか道がありますが、今回はグラウンドを通って下りましょう。
公園の植樹近くは、苔が綺麗です。
季節外れのモミジの枯れ葉も、散っていました。
マルバウツギも終盤ですが、まだまだキレイ。
グラウンドから更に下り、車道を右に曲がり、青梅線の跨線橋を渡ります。
少し歩いて、西に曲がれば青梅駅へ到着します。
青梅の森、永山丘陵は、紅葉の時期もオススメですよ!
青梅の森の春は、シュンランなども咲きます。
インフォメーション
マップ
JR青梅線・東青梅駅 …〈15分〉… 青梅の森・四小登山口…〈50分〉… 第二休憩所下 …〈30分〉… JR青梅線・青梅駅
ー計1時間35分ー
コースの状況
- 青梅の森入口、風の子・太陽の広場からの登り返しに、多少の登道がある程度で、比較的平坦なルート
- 東青梅駅北口、グラウンド、青梅駅前にトイレあり。
- 霧の日は濡れやすいので、雨具、滑らない靴で。
- 霧で方向を見失わないように注意。スマホのGPS地図アプリがあると、心強い。