老舗かと思いきや、結構攻めている、青梅の「ヘーゼル洋菓子店」

旧青梅街道沿いの「ヘーゼル洋菓子店」。
店構えは、まさに昔ながらの「ケーキ屋さん」です。
でも、お店の人にイチオシを聞いたら、意外な答えが…
老舗の洋菓子店のオススメのケーキ、果たしてそのお味は?

古き良き「洋菓子店」

地元民に、愛されるお店

ヘーゼル洋菓子店の外観

東青梅と青梅駅の、ちょうど真ん中くらい。
昔は栄えていたであろう、旧街道ですが…
郊外のショッピングモールにシフトした今、どことなく寂しい感じもします。
そのような中、創業40年の、ヘーゼル洋菓子店があります。

季節外れの雪の日に、ケーキが無性に食べたくなり、行ったのですが。
こんな日でも、親子連れのお客さんも居たりして、根強い人気があるようです。

お店の人の、オススメは?

イチゴのショートケーキ、モンブラン、シュークリームなどの定番は、もちろんあります。
老舗の洋菓子店だと、常連さんのリピートも多いのでしょう。
目移りしてしまったので、オススメを聞くと。
アップルタルトと、サバランとのこと。
ちょっと意外でしたが、これは、食べるしかありません!

初恋の味?みたいなアップルタルト

ヘーゼル洋菓子店のアップルタルト

まずは、アップルタルトから。
つややかで美しいリンゴ煮が、食欲をそそりますね。

サクサクのタルト生地

ヘーゼル洋菓子店のアップルタルト生地

タルトは香ばしく、カリッとサクサクの食感。
流石、焼き菓子も手掛ける老舗ですね。
タルト自体は甘め控えめなので、上の粉糖と良く合います。

ヘーゼル洋菓子店のアップルタルトのクリーム

タルトに敷き詰められたクリーム(クレーム・ダマンド)も美味しいですね。
ここだけでも、幸せになりそうな味かな。

リンゴは、絶妙な甘酸っぱさ!

ヘーゼル洋菓子店のアップルタルトのリンゴ
ヘーゼル洋菓子店のアップルタルトのリンゴ

リンゴは、甘さと酸っぱさのバランスが、絶妙。
どちらかというと、甘みは押さえ気味です。
トロトロだけど、歯ごたえもあって、フルーティ。
シナモンを使わない(隠し味程度に、使っいるかもしれないけれど)、リンゴの風味を尊重したレシピなのでしょう。
カルピスのコピーではないけれど、「初恋の味」みたいな甘酸っぱさが、良いですね。

大人?のサバラン

ヘーゼル洋菓子店のサバラン

「初恋の味」の次は、サバラン。
フランスの、法律家にして美食家の、ブリア・サヴァランが由来の焼き菓子です。
リキュールが結構利いているので、こちらは大人の味かも。

リキュールが溢れ出す、ブリオッシュ

ヘーゼル洋菓子店のサバランのブリオッシュ
ジュワッと染み出る、リキュール!

買った時のプラスティクのカップから取り出すと、生地(ブリオッシュ)から、リキュールが溢れ出します!
酔うほどのアルコール濃度ではないけれど、車の運転は一応気をつけたほうが良いかも?
サクサクしたモノにあえて染み込ませた柔らかさ、って独特ですよね。

クリームもフルーツも、素材重視?

ヘーゼル洋菓子店のサバランのクリーム
なめらかな口当たり!

クリームも甘さ控えめで、ミルクの風味が味わえますね。
なめらかなので、サラッと食べれます。

ヘーゼル洋菓子店のサバランのフルーツ

クリームの上には、イチゴと柑橘類。
柑橘類は、なんだろうか、みかんより若干大きいから、伊予柑かな?
瑞々しい、果物本来の美味しさです。
箸休め、ではないけれど、クリームが甘すぎないので、交互に食べても良いかも。

アップルタルト、サバランとふたつ戴きましたが、老舗らしいバランスの良いケーキです。
でも、「あぐらをかいた」感は微塵もなく、甘さを控えた素材重視のモダンな味わいでした。
今度は何しようかと、楽しみな「洋菓子店」です。

インフォメーション

アクアス・営業時間・問い合わせ先

JR青梅線・青梅駅より、徒歩9分
または、都営バス「花小金井駅北口」「成木市民センター」「上成木」「河辺駅北口」「河辺駅南口」行にて「西分二丁目」バス停下車、徒歩1分

ヘーゼル洋菓子店
営業時間… 9:00~19:00
定休日… 不定休 
住所… 東京都青梅市西分町1-36
電話… 0428-22-6967

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