青梅から、列車に揺られること、30分弱。
静かな無人駅の前に、だし巻き卵の専門店。
なぜ、ここに?その秘密は?
そのこだわりの、謎解きをしてみます。
目次
人もまばらな無人駅前に、だし巻き卵の専門店 ?
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の外観](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7318-1.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
乗降客数、300人弱。
静かな山里の古里駅前に、なぜか、だし巻き卵の専門店があります。
開店のちょっと過ぎに伺ったところ、早くも大盛況。
これは期待でします。
定食は、だし巻き卵のみ
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、かわなべ鶏卵の卵](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7335.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
メニューを見ると、だし巻き卵の定食が、3種類。
他は、デザートのプリンと、ドリンクのみ。
この清さは、味に自信があるのでしょうね。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、店内お品書き](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7328.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
だし巻き卵定食は次の3種類。
- だしまき定食… 1,100円(税込)
- 白だしまき定食… 1,300円(税込)
- 烏骨鶏だしまき定食… 1,700円(税込)
「白だしまき」って、なんでしょうね?
白だしまき、の秘密
「白だしまき」は、黄身の白い卵で作るそうです。
なんでもお米を飼料にして育てると、白くなるとか。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、白だしまき](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7342-1.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
お隣の方がオーダーしていたので、許可の上、写真を撮らせてもらいました。
本当に白い、これは面白いですね!
だしまき定食
初めてのお店だなので、オーソドックスにだしまき定食を、お願いしました。
薬味は、山葵漬け、ねり梅、大根おろしのどれかを選べます。
オススメは、と店主に訊ねたら「山葵漬け」。
小菅村の山葵、とのこと。
奥多摩から更に多摩川を遡った、山梨県の村ですね。
混んでいましたが、手際が良いのか、15分程度で出来上がりました。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、だしまき定食](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7370.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、だしまき定食の、断面](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7356-1.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
だし巻き卵に、ごはん・味噌汁、きんぴらとお漬物。
卵の色が、清く美しい!
卵は、青梅市のかわなべ鶏卵さん。
西多摩地区の農協などでも売っていますが、普通の卵の2倍ほどのお値段です。
それにしても、綺麗に巻けるものですね。
卵は4個使うのだとか。
かなり、ボリュームがあります。
お味は…
上品な卵本来の、甘みが口に広がります。
これは、美味しい!
ふわっとした、プルプルな食感も素晴らしい。
出汁は、椎茸、にぼし、昆布、鰹節、とのこと。
贅沢ですね。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、だしまき定食の山葵](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7383.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
山葵も瑞々しい。
本山葵独特の、香りです。
小菅の山葵とのこと、この近辺は、青梅市、奥多摩町なども含めて、山葵の産地なのです。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、だしまき定食のご飯](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7365-1.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
ごはんも、ツヤッツヤ。
長野県は秋山郷・栄村のお米とのこと。
豪雪地帯の、豊かな水で育てられた米です。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、だしまき定食の味噌汁](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7382.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
お味噌汁は、なめこと豆腐。
こちらも、良い出汁が効いています!
濃厚すぎる、プリン
このだし巻き卵を食べたら、プリンも食べたくなります。
絶対に美味しいはず。
お値段は、330円(税込)。
陶器と、木のスプーン
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、濃厚プリン](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7397.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
プリンの登場です。
料亭の、生菓子みたいな佇まい!
陶器に入っています。
金味のしない、口に優しい木のスプーンも、心使いですよね。
色も濃いけれど、味も濃い
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、濃厚プリン](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7400.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
それにしても、濃厚な色ですね。
たっぷり卵を、使っているのでしょう。
お店の人によると、卵白も入っているのだとか。
![奥多摩町・だしまき玉子専門店 卵道の、濃厚プリンをすくう](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/03/DSC7403.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
予想通り、濃厚な味でした。
口の中でとろけるような食感。
思わず、笑みがこぼれます。
甘みはやや抑え気味、その分、卵の味がします。
アクセントはバニラビーンズでしょうか、ほのかに香ります。
このプリン、テイクアウトできるのですが、20個とか買う人もいるのだとか。
分かる気もしますが、何人でたべるのだろう…
なぜ、古里に?
なぜ、古里でお店を?
都区内や立川あたりに店を出さないのが、ちょっと不思議なので、失礼ながら伺ってみると。
「奥多摩の町でお店を、開きたかったのですよね」
おそらく。
集客の立地より、素材の立地を優先して、店を開く。
小菅から水を仕入れ、青梅で卵を仕入れるために。
なるほど、ちょうど中間点ですものね。
素晴らしい心意気です!
2021年6月には、JR奥多摩駅すぐに、支店も出来ました!
インフォメーション
アクセス・営業案内
JR青梅線・古里駅より徒歩1分
※駐車場有り
●だしまき玉子専門店 卵道(ランウェイ)
Webサイト… https://ranway-dashimaki.com/
営業時間… 11:00〜15:00
定休日… 火曜日
住所… 東京都西多摩郡奥多摩町小丹波549
電話… 050-5597-2550