奥多摩駅・徒歩3分のきよかわゲストハウス。
2020年11月にオープンした、ゲストハウスです。
古民家をリノベーションした、気が置けない宿。
1泊3,500円の宿泊費も魅力です。
目次
気軽の泊まれる、奥多摩のゲストハウス
ゲストハウスとは?
ゲストハウスとは何ぞや?という方もいると思うので、一応、解説を。
ひと言でいえば、格安の宿です。一般的なゲストハウスの特徴をまとめると…
ご存知の方は、読み飛ばしてくださいね。
- 格安で泊まれる宿
おおよそ1泊素泊まりで、3〜5千円程度が目安。京都のような有名観光地は、やや高いところも。 - ドミトリー・相部屋が基本
2段ベッド(ドミトリー)の相部屋形式が主流。特別料金で個室のあるハウスも。女性専用室も完備されているハウスが大半。 - 最小限のサービス
歯ブラシやタオルなどは提供されない、または有料のところが多い。トイレは共用。浴室はなく、シャワールームのところも多い。 - 素泊まりが基本
近くに飲食店がない場所を除いては、素泊まりの宿が多い。コンロや電子レンジなどで、自炊できる宿が主流。 - 1人でもOK
相部屋が基本だから、ひとりの宿泊も大歓迎。というよりも、宿泊者のほとんどがひとり旅、なんてことも多い。共有スペースで、他の宿泊者と仲良くなることも多く、それが縁で結婚したカップルも。旅先では、恋の盲目度が高まるので、ご注意を。
昭和の時代、格安宿はユースホステルが担っていましたが、1990年代に北海道などでライダーハウス(ツーリング客が主体の相部屋の安宿)が主流に。
安い料金と相部屋という宿泊形態が、ツーリング客の少ない他の地域にも、ゲストハウスとして広がります。
そして2010年代、ドミトリー形式に抵抗感のない海外ツーリストが増えた、日本各地でゲストハウスが一気にメジャーになりました。
きよかわゲストハウスのオーナーは、国内のゲストハウス情報サイトひげむぅを運営しています。
全国のゲストハウスを泊まり歩き、培ったノウハウを活かしているのでしょう。
また、おくたま勝手に団の運営にも、携わってらっしゃいます。西多摩の地域情報サイトとしては、大先輩というか、競合ですね。もっとも、先方は、鼻にもかけていないかな…
ゲストハウスのオーソリティーにして、奥多摩愛に満ちたオーナー。期待大ですね!
渓流沿いのゲストハウス
全国に広がった、ゲストハウスですが、意外にも奥多摩町には、中々出来ませんでした。
2020年11月、満を持して、きよかわゲストハウスがオープン。
奥多摩駅から徒歩3分の好立地、奥氷川神社のすぐ隣です。
奥多摩駅は、その昔「氷川駅」、いわば村のシンボルです。
奥氷川神社は、埼玉県・大宮の氷川神社の奥社にあたり、境内には、都内最大の杉の御神木があります。
また、多摩川と、その支流の日原川の合流点近く、という絶好のロケーションです。
この地形だと、雨の日は霧が立ちこめ、幻想的でしょうね。
築110年の古民家をリノベーション。
檜原村のへんぼり堂、東青梅の古民家リラックスホーム、青梅塾の青龍kibakoと、西多摩のゲストハウスは古民家が多いですね。泊まり歩くと面白いかも。
居心地良い、古民家の宿
館内に入ると1階に、共用のリビングルーム。
巨大なこたつが、あります。
秋から春にかけて、奥多摩は寒いですからね。
リビングルームの横には、バーカウンターも。
黒板の「日直」の「たま」と「まる」は飼い猫です。
「バーは、地元の人も来ますよ」とオーナー氏。
なるほど、各種アルコールもずらり、グラスもバーさながら。
また、キッチンスペースも完備。IHクッキングヒーター、電子レンジ、トースター、冷蔵庫、調理器具や調味料も利用でき、自炊も楽しめます。
自然豊かな奥多摩、自炊して外でご飯みいたいな、グランピング的な使い方もできそう。
ちょっとおシャレな、洗面所。シャワールームも完備されています。
湯船でゆったりするならば、近所の人気温泉「もえぎの湯」が良いでしょう。
宿泊部屋の、ドミトリー。女性専用室もあり、安心です。
ドミトリーは1泊1人・3500円と、格安。
個室もあります。2人まで利用でき、1部屋8,000円です。
リビングやドミトリーはノベーションでモダンですが、廊下は昔ながらの雰囲気。構造上、冬は底冷えしそうので、温かい服装のほうが良さそうですね。
窓からは渓谷。贅沢な光景ですね。
ゲストハウスは、ツーリングの盛んな、奥多摩と相性が良さそうな気がしますが…
「オートバイの人は、案外少ないです」
じゃあ、登山客が多いのかと思いきや、そうでもない。
筆者も山登りをかじっていますが、確かに奥多摩の町中には泊まりません。
大抵の山は日帰りだし、行程の長い雲取山や都県境の山は山小屋泊まりとなり、町で泊まる発想に結びつかないです。
「ゲストハウス巡りをする方などは、よくお見えになりますよ」
宿そのものを楽しむ旅。ある種、非日常を楽しむのが、目的なのでしょう。
もちろん、奥多摩湖、日原鍾乳洞、奥多摩むかし道など、奥多摩には見どころが盛りだくさん。ここを拠点にプランを立てると、良いでしょう。
宿のすぐ近くの奥多摩駅からは、町内各地へのバスも発着、使い勝手は抜群です。
また、山梨県・小菅村や丹波山村など、多摩川源流方面へのアクセスも良好。
穴場的日帰り温泉も多く、大月や上野原などへも抜けるのも面白いですね。
食事の提供はなく、素泊まりのみ。駅の近くだから、飲食店はそれなりにあります。
2021年6月に、歩いて2分ほどの場所に、朝6時から開くヤナギコージが、オープンしたのが心強いですね。
近くには、日帰温泉施設、もえぎの湯もあります。
都心から近い宿ならではの、泊まり方も
奥多摩の駅近という、自然が濃いのに都心から近い宿、ならではの旅も可能です。
新宿から奥多摩まで、2時間弱。例えば金曜日に新宿発18時30分の特急「あずさ」で立川、青梅で乗り継ぐと、奥多摩に19時50分に到着。
特急車内で駅弁でも食べて旅気分、夜の8時にはチェックインできちゃいますね。
翌日目覚めれば、渓流の朝靄。
宿をベースに、朝からタップリ奥多摩の自然に、浸れます。
もうひとつ、面白い使い方も…
奥多摩駅から早朝、東京駅直通の列車があります。一応、通勤圏なのですね。
6時6分に奥多摩駅を出発、始発で座ったまま、新宿着8時2分、東京着8時16分と、充分間に合います。
日曜日タップリ楽しんで、そのまま宿泊して職場へ直行、なんて面白くありませんか?
コロナ禍ですっかり下火になりましたが、これぞ、エクストリーム出社です。
もっとも、快適な宿で寝過ごし、遅刻するかもしれませんが(笑)
インフォメーション
アクセス・営業案内
JR青梅線・奥多摩駅より、徒歩3分
●きよかわゲストハウス
Webサイト… https://kiyokawa.okutama.town
住所… 東京都西多摩郡奥多摩町氷川186
電話… 0428-85-9782
料金 | ドミトリー:3500円~ 個室:4000円/1人~ |
営業日 | 金・土・日曜日チェックイン、繁忙期は月曜日を除き営業 Webサイトの予約カレンダーで要確認 |
食事 | 素泊まりのみ |
設備・サービス | Wi-Fi、フリードリンク(コーヒー・紅茶) レンタルバスタオル(100円)、歯ブラシ(100円) 洗濯機(300円/1回)、乾燥機(100円/10分) シャワールームにはボディソープやシャンプー類 洗顔フォームやクレンジングオイル、化粧水などを常備 |
チェックイン | 16:00~22:00 |
チェックアウト | 11:00 |
予約 | 公式WEBサイトより受け付け |
クレジットカード | 不可 |