登山や行楽で親しまれる、ホリデー快速おくたま号。
2023年3月のダイヤ改正で大きく変わります。
「おくたま号」は青梅で乗り換え、「あきがわ号」は廃止。
これからの青梅・奥多摩方面へのアプローチを解説します。
目次
青梅駅で争奪戦? ホリデー快速はどうなる?
青梅〜奥多摩間は、ワンマン運転に
2023年3月ダイヤ改正で、JR青梅線・青梅〜奥多摩駅間はワンマン運転化。東京方面からの直通列車は、臨時を除き、全廃されます。
ホリデー快速も含め、青梅駅止まりとなります。
上記の記事も併せてお読みください。
従来、ホリデー快速おくたま号は、あきがわ号を連結し、拝島駅で切り離しましたが…
2023年3月からは、あきがわ号は廃止となります。新宿からの直通列車はなく、ご注意を。
ホリデー快速も、青梅で乗り換え
青梅駅で乗り換えとなる、ホリデー快速おくたま号ですが…
奥多摩方面は青梅で乗り換え、武蔵五日市方面は、拝島で乗り換えとなります。
同一ホームで乗り換え可能ですが、直通と比べると不便ですね。
青梅着 | 青梅発 | |
---|---|---|
ホリデー快速 おくたま1号→81号 | 7:46 | 7:49 |
青梅駅 後続列車 | 8:02 | |
ホリデー快速 おくたま3号→83号 | 8:44 | 8:46 |
青梅駅 後続列車 | 8:55 | |
ホリデー快速 おくたま5号→85号 | 9:35 | 9:37 |
青梅駅 後続列車 | 9:50 |
下り列車の、青梅駅の接続時刻表です。
青梅駅での乗り換え時間は、2〜3分。同じホームでの対面乗り換えとはいえ、短い時間での、争奪戦になりそうですね。
東京〜青梅間は中央線と同じ10両編成(将来は12両編成)ですが…
青梅〜奥多摩間は、グッと短い編成。青梅駅で、椅子取り合戦でしょうね。
もっと言えば、前の列車で青梅に到着した人で、座席が埋まる可能性もあります。
幸い、どの列車とも、10〜15分程度待てば、後続の奥多摩行があります。
こちらは各駅停車、ノンビリ行くのも良いでしょうね。
青梅〜奥多摩は、ラッピング車両に
ワンマン化と併せ、青梅〜奥多摩間を走る列車は、ラッピングカーになります。
「東京アドベンチャーライン」と名付け、動物や花などのイラストが描かれます。
車内もラッピング。5編成、それぞれ違ったイラストが楽しめます。
シートもオリジナルなデザインで、子供も大人もウキウキな行楽列車ですね。
奥多摩直通・臨時特急は、何を意味する?
ホリデー快速の奥多摩直通運転・廃止は、残念ですが…
ダイヤ改正後、新宿〜奥多摩間で、全席指定の臨時特急列車も走ります。
たとえば、2023年5月には、新宿〜奥多摩間に「おうめ93・94号」が運行予定。
おうめ93号 新宿・青梅奥多摩号 | 新宿 9:16→奥多摩10:56 |
おうめ94号 新宿・青梅奥多摩号 | 奥多摩17:34→新宿 19:08 |
普通列車では直通運転は難しいものの、指定席列車ならば可能、ということでしょうか?
5両編成で、E257系・特急車両を使用。踊り子号などでお馴染みの車両ですね。
過去に何度か、「おうめ93号」は運行しましたが、ワンマン運転後も走ります。
この臨時特急は、やや遅い時間帯の列車で、登山・ハイキング向けではありませんが…
今回、ワンマン運転区間で試験的に走らせ、将来、ホリデー快速を特急に格上げする、と考えるのは穿った見方でしょうか?
ホリデー快速よりも、所要時間がかる「おうめ93号」ですが…
奥多摩まで直通で、ゆったりシートで、確実に座れる特急。
千円程度の特急料金を、払っても良いと考える人も多いのでは?
ともあれ、何らかの形で直通列車がほしいですよね。
インフォメーション
参考資料
●JR東日本 時刻表
https://www.jreast-timetable.jp
●JR東日本ニュース
東京アドベンチャーラインに専用ラッピング列車がデビューします!(PDF)
春の臨時列車の運転について(PDF)