青梅〜つるつる温泉のバスも夢じゃない! 梅ヶ谷トンネルで西多摩へ便利に

2023年度に開通予定の、梅ヶ谷トンネル。
青梅市・梅郷〜日の出町・大久野を結びます。
青梅〜日の出・あきる野へのアクセスが良くなり、行楽での周遊性も向上。
青梅〜つるつる温泉間のバスも、夢ではありません。

御岳・奥多摩登山も便利になる! 梅ヶ谷トンネルのメリットとは

梅ヶ谷トンネルとは

2023年度中に開通が予定される梅ヶ谷トンネル。
東京都が建設、都道238号線として整備されます。

上の地図が、おおよそのルート。
約1,300mのトンネルで、青梅市・梅郷〜日の出町・大久野を結びます。


2021年7月にトンネル部の掘削・貫通しました。
YouTubeに貫通の瞬間動画がアップされています。梅ヶ谷トンネルに限りませんが…
地中深くを掘っているのに、位置がズレずに貫通するのが、なんとも不思議ですね。

梅ヶ谷トンネルは、主に日の出町・大久野エリア(都道184号沿道)での、災害時の孤立化を防ぐために建設。山間地帯・梅ヶ谷峠のバイパスとしても期待されます。

青梅線・青梅街道から、つるつる温泉へのアクセスが良くなる!

御岳山から、日の出山 方面と、朝日
日の出山

防災的な側面の大きい、梅ヶ谷トンネルですが…
地図を眺めると、面白いことに気が付きます。
梅ヶ谷トンネル近くに、つるつる温泉があります。
町営の日帰り温泉施設で、近くには日の出山の登山口もあり、ハイキング客で賑わいます。

トンネルが開通すると、温泉の最寄り駅がJR青梅線・日向和田駅となります。
現在の最寄り駅は、JR五日市線・武蔵五日市駅で約8.5km、路線バスも運行しています。
たいして日向和田駅は5.3kmと、グッと近くなります。トンネル内は幅2mの歩道も設置され、健脚なら無理なく安全に歩けますね。

梅ヶ谷トンネル

列車本数が格段に多いJR青梅駅からでも、つるつる温泉まで約7.9kmです。
青梅駅からは東京方面の列車も多く、日中は1時間に5本。東京駅直通もあります。

武蔵五日市だと30分に1本程度の本数、直通は臨時列車以外は、2022年3月に全廃しました。
青梅線の方が、断然便利です。

御岳・日の出山登山の利便性が高まる?

御岳・日の出山は、御岳山ケーブルカーで登る方が大半。御岳山から日の出山へ縦走し、つるつる温泉へ下るルートが人気です。楽に登れて下山後に温泉が楽しめる定番コースです。

御岳山ケーブルカー
御岳山ケーブルカー

ただし、マイカー登山だと、このコースは難しいでしょう。下山しても、武蔵五日市経由で御岳まで、2時間近くかけて車を取りに行かねばなりません。
でも、トンネルが開通したら、つるつる温泉〜御岳山ケーブルカー駅下まで、タクシーで4,500円程度。グループ登山なら、経済的にも悪くありません。

さらに、青梅〜つるつる温泉間に路線バスが運行すれば、格段に便利になるでしょう。

御岳山

マイカー登山でも、青梅近辺の駐車場に車を停めれば、バスで周遊できます。
駐車場を整備し、そこから、御岳山ケーブル下までシャトルバスを運行すれば、便利ですね。需要のある、休日・午前中だけの運行ならば、そこそこ採算はとれそうです。
そんな、利便性も良く大きな駐車場なんてない? いえいえ、あります。

青梅市役所
青梅市役所

青梅市民では公然の秘密ですが…
青梅市内の有料駐車場で、広くて安くて便利なのは市役所の駐車場。休日メインでの利用だから、本来の市役所利用者ともバッティングしません。
広いロータリーも備え、バスの発着も可能でしょう。

なんなら、キッチンカーや屋台を許可し、お土産や飲食販売すれば市税収入も増えます。
また、地元産・農作物の青空市も良いですね。
大きな駐車場もあり、駐車料金を上手く設定すれば、観光客のみならず市民の利用も見込めます。青梅マラソンでは、市役所敷地でイベントも開催され、それなりに運用ノウハウもあるでしょう。

休日は、つるつる温泉〜青梅駅間のバスを、市役所まで延長運転。御岳ケーブルカー駅までのシャトルバスと併せて、マイカー登山の強い味方となります。
周遊性も高まり、西多摩エリア全体の経済効果も押し上げます。

あれば便利なバス路線図

新たに「道の駅」を造る、とかだと大変ですが… 市役所の遊休利用ならば、極端な話、バス会社を説得し、バス停を設置すれば、即可能です。
費用もさほど掛からず、現実可能かと… いかがでしょうか、青梅市殿。

また、春ならば、吉野梅郷へ立ち寄るプランをアピールするのも良いでしょう。周遊性が高いことは、観光地としては重要な要素なんですね。
今や、登山者の65%がマイカーを利用。主流派のマイカー登山を取り込むのは、重要な課題しょう。

五日市〜青梅間のバスを再び

青梅側を中心とした話が続きましたが… つるつる温泉は、日の出町のレクレーション施設。
観光スポットとはいえ、町民利用も多いでしょう。武蔵五日市駅〜つるつる温泉のバスは、必須です。

西東京バス・つるつる温泉 路線の、機関車バス
機関車バス

ならば、つるつる温泉経由で、武蔵五日市〜青梅間のバスを運行したらどうでしょうか?
意外ですが、青梅〜あきる野間は、直通バスがほぼありません。

昔は、二ツ塚峠経由の青梅駅〜武蔵五日市駅の路線バスがありましたが、廃止されて久しいです。車社会では、採算が取れないのでしょうね。
単なる都市間バスだと難しいですが、観光スポットを挟めば需要が見込まれます。特に温泉という、お年寄りが多く利用する施設ですし。

つるつる温泉へは、全国でも珍しいトレーラー方式の「機関車バス」が運行しています。
レトロな町並みの青梅に、機関車バス。実現したら中々、良い組み合わせです!

武蔵五日市駅

直接的なメリットの大きい日の出町に比べて… 梅ヶ谷トンネルに関して、青梅では熱量が低いのは否めません。
でも、せっかく巨額の費用を投入したトンネル、行政としては積極的な利用を考えて欲しいですね。

インフォメーション

参考資料

●東京都建設局
梅ヶ谷トンネルの建設事業者
https://www.kensetsu.metro.tokyo.lg.jp/

●鴻池組・奥多摩建設工業建設共同企業体
梅ヶ谷トンネルの建設企業
https://www.umegatatn.com/

●生涯青春の湯 つるつる温泉
https://www.tsurutsuru-onsen.com/

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