奥多摩町の「しろまるカフェ」。
謎にベールに包まれた、多摩川・白丸湖を望むカフェです。
山道を下り辿りつけば、コバルトブルーに輝く湖の絶景。
地元食材を活かしたホットサンドやケーキも魅力です。
目次
探検気分で出かける、絶景の一軒家カフェ
山道を下ると、そこはカフェだった
JR青梅線・白丸駅。新宿から約1時間30分、山の斜面の小さな無人駅です。
1日の乗車人数は100人を切り、東京で一番、利用者の少ない駅と言われています。
この近くの渓谷に「しろまるカフェ」なる店がある、との情報が…
営業日は「火曜日と満月の日」。狼人間がオーナーなの? 「注文の多い料理店」みたいに、食べられちゃうかも? 謎は深まるばかりです。
公式Twitterもありますが… ネットではほとんど情報はなし。「西多摩の情報サイト」としては、行かねばなりません。
現地で探すこと数分。某所で、谷へ下るナゾの階段を発見!
木にぶら下げた小さな看板もあります。ここを下ると、カフェがあるらしい。
辺りは人里離れた深い森。グングンと山道を下ります。
滑りにくい靴が必須、くれぐれもハイヒールなどで歩かないように。
この先に、ホントにカフェなんてあるの?世界征服を企む秘密結社のアジトなら、ありそうですが。
しばらく深山幽谷な森を下ると、一軒家が出現。
よく見ると、小さな看板が。秘密結社ならぬ、カフェのようです。
場所は非公開? 不便が楽しい秘境のカフェ
店内へ入ると、オシャレなカフェではありませんか!
テラス席からは、エメラルドグリーンの多摩川・白丸湖が!
サイトに「しろまるカフェ」を紹介しても良いですか、とマスターに訊ねると…
「あっ、住所や地図は非公開でお願いします」
理由は、少人数で静かな雰囲気を味わって欲しいから。
「それに、探す楽しみもあるじゃないですか」
とはいえ、「一見さんお断り」な排他的な感じはありません。あくまで、お客さんがゆったり過ごせる配慮とのこと。究極のサードプレイスです!
「しろまるカフェ」は、青梅・奥多摩の老舗カヌースクールグラビティが運営しています。
つまり、マスターはカヌーのインストラクター、狼人間じゃなくて、ひと安心?
地元のスポットも詳しいアウトドアの達人、思わず話し込んでしまいました。
主なメニュー
- ホットコーヒー… 400円
- カフェオレ… 450円
- お茶(ポット)… 450円
- ナッツドリンク… 400円
- ケーキ… 350円
- ホットサンド… 450円
価格は税込みです。
フードメニューとドリンクをセットで注文すると、100円引き。
また、奥多摩町民は50円引きとのこと、地元愛ありますね。
バナナケーキとカフェオレ
ケーキとカフェオレを注文。
広々としたテラスで頂きます。
新緑や紅葉の季節は、さぞ美しいでしょうね。
ケーキは、季節によってフレーバーが異なります。
今回は、奥多摩産・梅の入った、米粉のバナナケーキ。
しっとりとした生地に、梅の酸味が効いた、爽やかなケーキです。甘すぎず、これはいくつでも食べられそう。
香り豊かなカフェオレ。奥多摩・ガタコーヒー焙煎の豆を使用します。
丁寧に焙煎されたコーヒーは、やはり格別です。
ガタコーヒーは、JR青梅線・奥多摩駅2階のコーヒー店。
なんと、駅舎の中にロースター(焙煎機)があります。終着駅でローストしたコーヒー、旅情がありますね!
奥多摩産キャベツのホットサンド
「しろまるカフェ」へ訪れたら、是非食べたいホットサンド。香ばしい焼き上がりです。
食べやすい、紙袋入り。
とろりトロける、チーズ。
奥多摩産キャベツで作った、ザワークラウト入り。山道を下って食べる価値、ありますよ。
チーズとキャベツのコンビネーション。キャンプで腕を上げるのか、アウトドア系の人って、ホットサンドが上手ですよね。
謎のベールに包まれた「しろまるカフェ」。その全貌が今、明らかになりました。
奥多摩でも屈指の、展望の良いカフェ。手作りスイーツやホットサンドも美味しい店です。
なお、カフェへ下る階段の看板は、営業日以外は外すとのこと、ご注意を。
公式Twitterで確認し、お出かけすることをオススメします。
インフォメーション
営業案内
●白丸カフェ
営業時間… おおむね13:00〜 公式Twitterで要確認
営業日… 火曜日、満月の日
住所… 秘密
ヒント… JR青梅線・白丸駅より、徒歩圏内