青梅市・新町の御嶽神社。
江戸時代創建の歴史ある境内は、春は桜が見事です。
枝垂れ桜も咲き誇る、雅なお花見スポットです。
江戸初期創建の御嶽神社で、お花見を
知る人ぞ知る、桜の名所
青梅市・新町の御嶽神社。
知る人ぞ知る桜の名所として、市民のお花見スポットです。
一番目立つのは、御神木の、しだれ桜。
かなりの老木と思われ、補強しています。
もっとも、盛大に花を付けているから、「若いもんには負けられない」みたいな気迫があります。
参道には、ソメイヨシノ。こちらも圧巻です!
神社らしく、騒がしい花見客がいないのも、良いです。
鮮やかなピンクの枝垂れ桜も。
ヤマザクラでしょうか、葉桜も風情があります。
シオガマサクラも。八重桜をより華麗にした美しい桜です。
カンヒザクラでしょうか。コクのある濃い彩りが、印象的です。
境内北東へ延びる遊歩道にも、枝垂れ桜が。
なんと、この地下には圏央道が通っています。
市街地ゆえ、地下トンネルを掘り、その上を遊歩道にしたのですね。
新町だけど、新しくない、新町御嶽神社
新町御嶽神社の創建は、江戸時代初期です。
その当時、青梅街道が開通。青梅街道の歴史は、下記リンクをご覧ください。
街道沿いに、農民の吉野織部之助(よしの おりべのすけ)が新田を開発。
当時、新田の開発は、井戸を掘ることが条件でした。
御嶽神社の南に、大井戸があります。螺旋状に下る独特の井戸。
詳しくはこちらを…
実はこの井戸ですが、新田開発前からあったとさます。
それを改築し、利用したのですね。吉野織部之助は、新田開発だけではなく、市を開催するなど中々のやり手。
既存の井戸を上手く利用し、幕府に申請したのは、合理的ですよね。
新田付近は「新町」となりました。400年以上前だけど、新町なのです。
50年以上経つけれど新幹線、みたいな感じ…
こういう名称って安易ですよね。「少年隊」とか「シブがき隊」とか付けると、長続きしないのと一緒です。ちょっと違うかな。
話が脱線しました。
新田を開発した1616年に、大和国金峯山権現を勧請。御嶽大権現として、村内鎮守として創祀しました。
青梅には、ケーブルカーで登る武蔵御嶽神社がありますが、無関係なのです。
境内には本殿のほか、天神社、塩竃(しおがま)神社もあります。
あやかって、シオガマサクラを植えたのでしょうか?
天神社は学業の神様・菅原道真公、塩竃神社は安産祈願。幅広いニーズに応えている? のか、祈願の絵馬も沢山ありますね。
さほど広い境内ではありませんが、種類も豊富で見応えがあります。
晴れた春の日に、散策がてら、参拝に訪れるのも楽しいですよ!
青梅には、桜の美しい神社仏閣も多いです。ハシゴするのも良いでしょう。
ちょっと郊外のお寺にも、良い桜が咲きます。
多摩川沿いの公園、釜の淵公園も桜の名所です!
ハイキングがてら、森の中のお花見もどうそ!
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・小作駅より、徒歩30分
または、小作駅東口より、西東京バス「河辺駅北口」行にて「宮の前」バス停下車、徒歩5分
駐車場… あり