青梅市・南東部の友田・大荷田川流域には、貴重な里山が広がります。
春には希少な野草も咲く、希少な雑木林。
近くの小作緑地公園と併せ、散策しました。
目次
今なお残る、西多摩の雑木林を散策
小作駅から、大荷田の湧き水スポットへ
起点は、JR青梅線・小作駅。西口より多摩川橋を目指します。
多摩川橋を渡り、100m進むと「友田」交差点。左折して秋川街道(都道411号線)を600m進み、大荷田橋を渡ります。川の右岸の道を右折します。
しばらく進み、圏央道の下をくぐります。普通自動車がギリギリ通れるか、みたなな道幅の狭い坂道を上ります。
道端に湧き水スポットが現れます。
まろやかな味の湧き水です。自己責任でどうぞ。
ライディーンをBGMに、友田も森を歩く
標識等はありませんが、湧き水の左側の登山道を進みます。
春ならば芽吹きも眩しい雑木林。口笛など吹きつつ、歩きたくなります。
モミジイチゴでしょうか、雑木林に春を告げます。
逆光に輝く、木の芽。心なしか、そよ風が揺らします。
足元には、マキノスミレ。
少しずつ、緩やかな登りへ。芽吹きのシャワーを浴びつつ漫歩します。
トランペットみたいな、ウグイスカグラも咲き始めました。
稜線に近づくにつれ、YMOのライディーンが聴こえてきます。
山の中腹には、野球で有名な東海大学菅生高校。
そう、春の甲子園での吹奏楽部の練習でしょう。吹奏楽部も有名で、全国大会での実績もあります。
菅生高校・吹奏楽部の実話、若くして亡くなった仲間へのレクイエムで金賞受賞します。涙なしでは見られない動画です。
山をこだまするライディーンをBGMに、フェンスのある稜線に到着。
右折し、フェンス沿いに進みます。
フェンスの向こうは警察犬の訓練所。
フェンスがなくった少し先に、道標があります。
ここで右折し、里へ下ります。
清々しい雑木林、落ち葉を踏みしめ歩きます。
下り切ると林道に出ます。右折して、小作緑地公園を目指します。
友田の森には、シュンランも咲きます。
東京では絶滅危惧種に指定される、貴重な植物。
株によって、花の時期が微妙に違います。
意外と花期が短く、出会えたらラッキーですよ!
友田の森から、小作緑地公園へ
往路を戻り、多摩川橋を渡ります。
橋の先・進行方向・右側に、挽きたて蕎麦の美味しい河邊があります。
お腹が減ったら、ぜひどうぞ。
橋から500m弱進むと、「小作坂下」交差点に到着。
交差点を渡ると、ガソリンスタンド・左側に小作緑地公園の入り口があります。
入り口から坂を登ると、段丘の小作緑地公園に到着。
都市公園ながら雑木林もある、好いたらしいスポット。木々越しに、先ほど歩いた里山も見渡せます。
公園には、なんとシュンランが!保護柵の中に、ひっそりと咲いています。
シュンランは華麗ながら、意外と目立たない花。野山では見落しがちですが、公園ならば、分かりやすいですね。
公園から小作駅へは500m弱。住宅地を通り駅へ向かいましょう。
秋の大荷田も好いですよ。詳しくは上記記事をどうぞ。
インフォメーション
マップ
JR小作駅 …〈20分〉… 多摩川橋 …〈20分〉… 大荷田の湧き水…〈30分〉 … 稜線 …〈30分〉… 林道 …〈30分〉…多摩川橋 …〈10分〉… 小作緑地公園…〈10分〉… 小作駅
ー計2時間30分ー
コースの状況など
- 高低差も少なく危険ではないが、道迷いに注意。
- 仕事道に迷い込まないように。
- 下りは、やや滑りやすい箇所あり。
- マウンテンバイクの通行も多いので、注意。