桜と富士の六道山と、カタクリの里、瑞穂町花巡りの小旅

狭山丘陵の六道山公園。
富士山が見渡せる、ビュースポットです。
春は、桜も楽しめます。
近くには、都内最大級のカタクリ自生地、「さやま花多来里の郷」もあります。
箱根ヶ崎駅から、花を巡る旅、散策してみませんか？

1 狭山丘陵の西、六道山公園
- 1.1 狭山丘陵とは？
- 1.2 桜の名所、六道山公園
2 さやま花多来里の郷
- 2.1 都内有数の、カタクリの自生地
- 2.2 せっかくだから、狭山池公園も
3 インフォメーション

狭山丘陵の西、六道山公園

狭山丘陵とは？

狭山丘陵は、東京と埼玉にまたがる、丘陵地の森。
その大きさは、東西11km、南北4kmと東京近郊の森としては、かなり巨大です。
村山貯水池（多摩湖）、山口貯水池（狭山湖）といった、東京の水瓶も、丘陵を活かして造られました。
奥多摩の山からの夜、東京方面を見ると、暗いカタマリで見え、その大きさがうかがえます。

桜の名所、六道山公園

六道山公園は、その狭山丘陵の西にあります。
都立公園として整備され、桜の名所としても、有名。
レンガ風の展望台からは、富士山も見渡せます！

六道山公園は、ソメイヨシノの他に、ヤマザクラも。
ほんの少し、咲くタイミングが違うので、比較的長くお花見が楽しめます。
また、標高が200m弱のためか、ソメイヨシノの開花は、都心より10日ほど遅いです。
都心で見逃しても、六道山公園へ来れば、間に合うかもしれませんね。

展望台は、13mほどの高さ。
この展望台に登ると、富士山の大迫力！
丹沢や、都心部のスカイツリーなども見えます。

ただし、展望台は、朝9時にならないと、登れません。
朝早くだと、富士山を見ることは、出来ないのですね。
もし、朝の富士を見たいのなら、展望台近くの「出会いの辻」あたりで、どうぞ。

風が強いのか、満開を迎えずに散った桜もありました。
これはこれでキレイなのですが、ちょっと可哀想ですね。

桜が満開を迎える頃、新緑も芽生えます。
こちらも見逃せませんね。

さやま花多来里の郷

都内有数の、カタクリの自生地

桜の季節は、カタクリも最盛期。
六道山公園から、徒歩30分少々で都内最大級のカタクリ自生地があります。
近年、瑞穂町が「さやま花多来里の郷」として整備しました。

ここには、20万株のカタクリが、自生しています。
カタクリの大規模自生地として有名な、栃木県・佐野の三毳山が150万株。
流石に及びませんが、都内で気軽に訪れる場所としては、かなりの規模だと思います。

ここの最盛期は、中々、壮観です！
カタクリは、寒かったり、曇っていたりすると、花が開きません。
晴れの日を狙って、訪れると良いでしょう。

せっかくだから、狭山池公園も

「さやま花多来里の郷」のすぐ近くに「狭山池公園」があります。
都市公園ですが、カワセミもいる時もあるとか。
六道山公園より早く、ソメイヨシノが開花します。

狭山池公園は多摩川の支流、残堀川の水源でもあります。
なんだか、聞き覚えのある川だな、と思った人もいるのでは？
実は、立川の昭和記念公園に、流れている川です。