瑞穂町の多目的スペース、耕心館。
江戸時代の農家を洋風に改築した建物と、野草園が併設されています。
早春には、セツブンソウや福寿草が咲き誇る、野趣に富む庭。
近隣には、郷土資料館も併設され、充実したひとときを過ごせます。
目次
豪農の邸宅の、野草が見事な庭園
町の施設らしかなる?邸宅
![瑞穂町・耕心館](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9038-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
JR八高線・箱根ヶ崎駅の北、茶畑も広がる郊外にある耕心館。
瑞穂町が運営する、多目的公共施設です。
![瑞穂町・耕心館の建物](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9041-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
ここは元々、豪農のお屋敷。
養蚕農家独特の造りで、屋根に窓が付いています。
2階が蚕部屋で、温度や湿度を調節していたのでしょう。
青梅の吉川英治記念館も元蚕農家、似た造りですね。
その後、この建物は、フランス料理店となりました。
それも、かなり高級なお店でしたが、閉店。
瑞穂町に寄贈され、1階はカフェ、2階は多目的スペースで、コンサートや展示会も。
カフェは後日、ご紹介します!
セツブンソウ咲く、野草園
さて、耕心館の庭は、野草園となっています。
春になると、絶滅危惧種のセツブンソウも花咲かせます。
![瑞穂町・耕心館のセツブンソウ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9046-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
セツブンソウは、石灰岩地を好む植物。
奥多摩や秩父など、セメントの産地では、本来、お馴染みの花ですが…
開発や盗掘で数が減り、自生地はわずかとなりました。
![瑞穂町・耕心館のセツブンソウ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9162-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
野草園としては、かなりの株のセツブンソウ。
2月上旬に訪れましたが、名前に違わず満開でした。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9151-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
フクジュソウも、早春の日差しを浴び、満開です。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9121-2021-02.jpg?resize=512%2C768&ssl=1)
リュウキンカも、咲いています。
水辺の植物ですね。
そういえば、リュウキンカもフクジュソウも、そして、セツブンソウもキンポウゲ科ですが…
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9110-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
バイカオウレンもキンポウゲ科。
草春の花って、キンポウゲ科が多いですね。
隣の郷土資料館も、見る価値あり
![瑞穂町・郷土資料館](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9302-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
耕心館のお隣は、郷土資料館。
中々立派な建物、実は瑞穂町って、この付近では一番、財政状況が良いのですね。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9312-2021-02.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
中もピッカピカ。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9314-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
「瑞穂の自然と歴史」コーナー。
小学校の社会見学に、ピッタリな感じですが…
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9306-Edit-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
中に入ると、なんと森が登場。
狭山丘陵のある町だから、それを模しているのだろうけれど、凝りすぎ(笑)
フクロウもいます(当然、レプリカですが)
というか、少し歩けば、本物の森があるのだから、微妙な気分ですね。
やっぱり、お金持ちの町は、違います←何か妬みというか、嫌味っぽい?
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9310-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
瑞穂町は、ダルマ屋さんの産地。
西多摩には、あきる野や砂川(立川)にも、数は少なくなりましたが、工房があります。
瑞穂には、6軒もあるのだとか、おそらく一番多く、残っているのでしょうね。
拝島・五日市・青梅、そして地元・円福寺などのだるま市に、登場します。
工房ごとに、表情が違うのが、面白いです。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2021/02/DSC9308-2021-02.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
こちらは歴史コーナー。
古代から現代まで、ちゃんと見ると面白いです。
古代の遺跡も面白いけれど、どうしても、近現代に目が行きます。
八高線って、昭和45年(1970年)まで蒸気機関車が、走っていたのですか!
大阪万博の年まで、D51が客車を牽いていたのですね。
常設展示のほか、企画展も開催しています。
耕心館と併せて、楽しめますね!
インフォメーション
アクセス
JR八高線・箱根ヶ崎駅より、徒歩21分
駐車場… あり
開館時間・問い合わせ先
●耕心館
開館時間… 10:00〜21:00 入場無料
休館日… 第3月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※緊急事態宣言により2021年2月現在、19:00閉館
Webサイト… https://www.koshinkan.jp/
住所… 東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317-1
電話… 042-568-1505
●瑞穂町郷土資料館 けやき館
開館時間… 10:00〜21:00 入場無料
休館日… 第3月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
※緊急事態宣言により2021年2月現在、19:00閉館
Webサイト… https://www.koshinkan.jp/
住所… 東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317-5
電話… 042-568-0634