なんと無料! 御岳渓谷・沢井市民センタープールはレトロな野外プール

プールが恋しい、暑い夏。
青梅市・沢井市民センタープールは、なんと無料です!
御岳渓谷を見下ろす絶景プール。
近くの河原では川遊びも楽しめます。

ある意味リゾートな、渓谷沿いのまったり公営プール

御岳渓谷沿いの、公営プール

青梅市・御岳渓谷

青梅市・御岳渓谷。新緑・紅葉の名所として名高い、東京の渓谷です。
その渓谷沿いに、「沢井市民センタープール」があります。

青梅市・御岳渓谷の、川井市民センタープール入口

JR沢井駅から、青梅街道を少し東へ歩くと、入口があります。
周囲は山に囲まれた、ある意味リゾート地のプール?

青梅市・御岳渓谷の、川井市民センタープール

プールは市民センターの屋上にあります。

衛星写真で確認すると、まさに崖っぷち。隣のグラウンドは、救急車からドクターヘリへの中継地点(ランデブーポイント)としても利用します。

青梅市・御岳渓谷の、川井市民センター・事務棟
沢井市民センター事務棟・図書館

駐車場は道を挟んだ、事務棟前にあります。2階には、親切な司書さんのいる図書館もあります。

青梅市・御岳渓谷の、川井市民センター・青梅市立第六小学校跡

駐車場の片隅には「青梅市立第六小学校跡」の碑。明治6年(1873年)開校の、150年の歴史を誇る小学校です。現在は、二俣尾に移転しました。

青梅市・川井の戦前地図
今昔マップ on the webより作成

戦前の地図を見ると「文」マークが。なんと、青梅線開通前の開校です! ちなみに開校当時は神奈川県で、二度ビックリです。

山に囲まれた、多摩川沿いのプール

無料の沢井市民センタープールですが… 当然、施設内は撮影禁止。
犯罪者になりたくないから、青梅市のX(旧Twitter)を引用しましょう。

土曜日のお昼に入場しましたが、空いていました。1時間ほど泳ぎましたが、最後は筆者ひとりに。監視員の方いわく、

「昨日は結構、賑わいましたよ」

とのことで、いつも空いているとは限らないようです。

それなりにレトロな施設で、昔の小学校のプールみたいな感じ。昭和世代なら、ちょっとノスタルジーを覚えます。
プールサイドには、日除け付きのベンチもあり、マッタリくつろげます。
そして、何といってもロケーションは最高。
御岳・奥多摩方面の山に囲まれ、真下は多摩川も見えます。無料なのにリゾート気分?

プールは25m×11.8m・6コース。深さは、両端が80cm、最深部で110cmです。
2コースを遊泳コースで、一応、競泳も可能です。
もっとも屋外プールで、ゴール手前のフラッグはなく、背泳ぎは難しそうです。

入場者が少ないためか、水質は良好でした。屋外プールだと、日焼け止めで水が濁りやすく、これは嬉しいですね!

ロッカーは100円玉が必要。返却式なので、実質ゼロ円です。普通のロッカーより、ひと回り小さく、荷物は少なめが良さそうです。

河原で楽しむ御岳渓谷

青梅市・御岳渓谷
御岳渓谷

せっかくなので、プール裏の御岳渓谷を散策しましょうか。
小澤酒造・澤乃井園から、渓谷へ下れます。渓谷とはいえ、真夏の日向は暑いです。水分補給など、熱中症対策は万全に。

澤乃井園には、渓谷が見渡せるCAFE 雫も。泳いで疲れたら、スイーツで充電するのも良いでしょう。

青梅市・御岳渓谷からの、川井市民センタープール

渓谷へ下ると、沢井市民センタープールがそびえています。プールからの景色が良いことに納得。

青梅市・御岳渓谷の清流

心地よい、多摩川の清流。河原には、水着姿の人もチラホラいます。

青梅市・御岳渓谷のカヤック

夏はカヤックを楽しむ人も多いです。

青梅市・御岳渓谷の、飛び込み

岩からダイブも出来ますが… ラフティングツアーでの体験が無難です。ツアーの場合、ライフジャケットとヘルメット着用、比較的安全に飛び込めます。

青梅・奥多摩などは、夏でも涼しいヒンヤリスポットが目白押し。併せてお読みください。

なぜ、無料なのか?

それにしても、なぜ無料なのでしょうか?
現在、青梅市には3ヶ所の屋外プール、民間室内プールの利用制度があります。利用料金を比較すると…

施設名料金備考
東原公園水泳場大人 300円
中学生以下 100円
5つのプール
わかぐさ公園こどもプール付添人(高校生以上)150円
小学生以下50円
2つの
子どもプール
セントラル
フィットネスクラブ西東京
高校生以上 400円(2時間)
中学生以下 100円(2時間)
温水プール
沢井市民センタープール無料1つのプール

それぞれ、施設の充実度によって、価格に差があります。
これは憶測ですが…
他の屋外プールも結構安く、1つの室外プールのみの沢井市民センタープールは、無料が妥当だと考えたのかと。
また、多摩川での水難事故を減らすため、プールを無料開放しているのかもしれませんね。

インフォメーション

アクセス・利用案内

JR青梅線・沢井駅より、徒歩7分
駐車場… プール向かいの、沢井市民センター事務棟に駐車

●沢井市民センタープール
Webサイト… https://www.omesports.net
開場期間… 例年7月中旬〜8月31日まで
利用時間… 10:00~17:00
利用料… 無料
住所… 東京都青梅市沢井2-727-1
電話… 0428-78-8873(現地) 0428-24-7721(住友金属鉱山アリーナ青梅)

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