幻のカレーポテト・農業科マフィンも! 青梅総合高校の学園祭グルメ

都内最大の校地を誇る、都立青梅総合高校。
9月中旬の学園祭は、一般入場もできます。
農業高校が前身の高校、野菜や草花園芸の展示販売も。
自家農園食材の、絶品スイーツも魅力です。

お茶も自家製! 農業科謹製の焼き菓子も魅力の学園祭

山の都の農林学校、改め、青梅総合高校

東京都立青梅総合高等学校
都立青梅総合高校

奥多摩の山々を見渡す、東京都立青梅総合高等学校。
2006年、都立農林高等学校と都立青梅東高等学校が統合・開校した総合高校です。
前身の都立農林高等学校は1909年の開校、百年を優に超える歴史があります。

元農林高校ゆえ、学校の敷地は都立高校では最大です。なんと東京ドーム14個分、東京ディズニーランド2個分!
青梅総合高校のあるJR青梅線・東青梅駅周辺は、市役所など公共施設も多い場所。パチンコ店などもなく、学びの地としては理想的です。

東京都立青梅総合高等学校・演習林

奥多摩・海沢の山奥で発見した演習林。

大学の演習林は時々ありますが、高校で森を所有するのはかなりレアでしょうね。他に、水田や果樹園、茶畑も所有。イザとなったら、自給自足できるかも?

全日制の場合、必修以外に選択科目を選択します。いわば、普通高校と専門学校のハイブリッド的な仕組みでしょうか?
選択科目は多岐にわたります。理系、芸術・工芸、第二外国語、食品・栄養学、福祉、そして、農林・園芸とまさに多種多様です。
ある意味、リベラルアーツ(知的探求としての教養)と、職業的専門知識のバランスをとった高校教育、ともいえます。

そんな巨大な総合高校ですが、9月中旬の学園祭は、校内が一般公開されます。
2023年は、9月16日(土)・17日(日)に開催します。
校内での写真は個人情報保護の観点から、公開禁止。魅力ある展示もありましたが掲載不可です。というわけで、農林系の選択科目がある学校ならではの、テイクアウトをご紹介します。

自家農園・粉茶と夏みかんピールの、手作りマフィン

東京都立青梅総合高等学校・農業科の、抹茶マフィン

全日制・農業科謹製のマフィン。1個100円でした。

東京都立青梅総合高等学校・農業科の、抹茶マフィンの生地

グリーンティ風味の生地は粉茶を使用。なんと、学校の茶畑でとれたお茶です!

東京都立青梅総合高等学校・農業科の、抹茶マフィンの焼き目

選択学科では製菓実習もあるそうな。その実習で造られたマフィンです。
原料は自家農園、生産は実習、生徒が学泉祭で販売。ある意味、究極の地産地消でしょうか?

東京都立青梅総合高等学校・農業科の、抹茶マフィンのクルミ

バターの風味が活きた生地は、お茶の香りが存分に楽しめる逸品。アクセントに夏みかんのピールとクルミが入っています。
夏みかんも自家農園製とのこと。爽やかな酸味が心地よい味わいです。
高校生が企画・製造しているとは思えないほどの、クオリティ。
許可・申請など難しいのでしょうが、校外のカフェなどで限定販売すれば、人気が出そうです。

懐かしのカレーポテトと、カレーパン

「青梅大学いも学部」のカレーポテト

最大の都立高校だけあり、公開場所を1周するだけでも、結構時間がかかります。
広い構内には、パソコンルームや自習室、なんと茶室まで! 生徒数700人程度、この充実した設備は、私立高校なら経営危機となるかも? 都立高ならではのメリットでしょう。

学校公式YouTubeを見ると、ちょっとした食品研究所なみの施設もあります!

そういえば、職員室の戸が開き、中がチラリと見えましたが… 机の上は、今にも崩れそうな書類の山。昔も今も職員室は、校内で一番殺伐としています。まあ、忙しいのでしょうね、先生方は。
昔と違うのは、先生の机にパソコンがあること。今時、テストもパソコンで作るのでしょうか。ガリ版(謄写版)を知る昭和世代としては、隔世の感があります。

「青梅大学いも学部」のカレーポテト

校内で発見したのは、カレーポテト。こちらは生徒さん製造ではなく、PTAの方が販売していました。なんでも、校内の売店で販売しているのだとか。

「青梅大学いも学部」のカレーポテト

カレーポテトといえば、青梅のソウルフード。今はなき、釜の淵公園・市営プールで販売されていました。
カレー味のポテトコロッケを串に刺した、今でいえばB級グルメでしょうか。

カレーポテトは、大学いも専門店青梅大学いも学部製。「青梅大学」いも学科としては、付属高校みたいな感じなんですかね?
学園祭では1本・100円で販売していました。

釜の淵公園近くに店を構え、カレーポテトを復刻。価格や販売形態が違いますが、購入可能です。

「青梅大学いも学部」のカレーポテトの中

カレーポテトは、後を引く美味さ。やめられない、とまらない、な味わいです。
思ったより辛くありませんが、ソースなしでもイケます。ほんのりカレーの風味の、ホクホクなおやつですね。

青梅市。火打屋・本店の、カレーパン

こちらもPTA販売のカレーパン。100円で販売。これは安いですね。

高校からほど近い、老舗パン店火打屋製。コッペパンで有名なお店です。
昼過ぎに行くと、お目当てのパンが売り切れる人気店。校内売店で買えるなんて、羨ましい!

青梅市。火打屋・本店の、カレーパンの、カレールー

ちょい辛のカレーがたっぷり。たっぷりすぎて、指で衣を押さえるとカレーが吹き出るのでご注意を。

青梅市。火打屋・本店の、カレーパンの表面

カラッとカリカリな表面と、ふわふわなパン生地。流石、老舗のカレーパンです。

青梅市。火打屋・本店の、カレーパンのルー

なめらかな舌触りのカレーも、流石のひとこと。辛すぎず、甘すぎず万人向けのテイストです。

インフォメーション

アクセス

JR青梅線・東青梅駅より、徒歩3分

●東京都立青梅総合高等学校
Webサイト… https://www.metro.ed.jp/omesogo-h/
住所… 東京都青梅市勝沼1-60-1
電話… 0428-22-7604

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