【一旦閉店】展望を楽しみながら、自然の恵みを!「奥多摩釜めし 愉宇」の正直な味

青梅市・吉野梅郷の入り口、二俣尾。
その川岸に佇む「奥多摩釜めし 愉宇」は、展望豊かなお店です。
無農薬の野菜やお米で、炊き上げられた釜飯。
決して派手ではありませんが、自然の恵みが味わえる、そんな逸品です。

「奥多摩釜めし 愉宇」は2022年8月に、一旦閉店しました。
再開に向け準備中のとことです。

野菜の美味さが光る、極上釜飯

渓流のすぐ側の、ちょっとユニークな釜飯屋さん

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」
奥多摩釜めし 愉宇

町から4kmほど、青梅街道を西へ。
いかにも渓谷の装いとなる二俣尾に、「奥多摩釜めし 愉宇」があります。
一見、掘立て小屋みたいで、躊躇しますが…
休日は、駐車も多く、街道でも人気のお店です。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の店内

このお店は、多摩川の左岸にあります。
深い渓谷の向こうには、奥多摩の山並み。
出来れば、窓際の席に座りたいですね。

そういえば、店の近くには「火災焼失 この先で営業中」との看板があります。

「20年位前に、火事で焼けて、隣にズレたのですよ」
とお店の人。

「50年ほど前、別の場所で店を開き、二俣尾に移りました」
若い店員さんだから、聴いた話でしょうが、苦難の歴史ですね。

このお店の特徴は、無農薬の野菜とお米に代表される、素材重視のお料理。
「からだにいい食事」との看板もあり、楽しみですね。

主なメニュー

  • 奥多摩釜めし… 1,750円
  • 釜めしミニセット… 1,250円
  • おじや… 1,250円
  • 煮込みうどん… 1,050円
  • 釜揚げうどん… 850円

価格は税込みです。
「奥多摩釜めし」は、釜飯と水炊きのセット。
あと、ちょっと誤解を招くネーミングですが…
「釜めしミニセット」は、釜飯自体は、普通のサイズで、ランチでも充分な量です。

釜めしミニセット

ちょっとケチって「釜めしミニセット」をオーダー。
他のお客さんが食べている、水炊き付きの「奥多摩釜めし」を見て、ちょっぴり後悔。
水炊き美味そうなんですよ、隣の芝生は青い?

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の釜めしの前菜・突き出し
突き出し、というか前菜

まず、突き出しが、運ばれてきました。
突き出しというには、ボリュームがあるから、前菜かな。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の温泉卵

トロ〜リ温泉卵。
良い卵なのか、濃厚な黄身が美味い!

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の里芋

蒸した里芋。
里芋って、煮物などでお馴染みですが、蒸して食べるのも美味いのですね!
ホクホクしながらも、里芋のネットリ感も楽しめます。
皮ごと食べちゃったけれど、これが正式な食べ方なのかな…

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の、釜めしミニセット
釜めしミニセット

突き出しを味わっていると、本命の釜飯がやってきました!
大体、駅弁の釜飯と同じくらいの大きさでしょうか。

余談ですが、駅弁大会で大人気の、おぎのやの「峠の釜めし」は1,100円。
「峠」も美味しいし、そもそも「お釜」込みの値段で比べるのも、ナンですが…
こちらの、前菜やお味噌汁、箸休め付きのセットで1,250円は、かなり健闘しているなと。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」のレンコン
レンコン、しいたけとか
青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」のキンピラ
キンピラとか
青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」のヒジキ
ヒジキや油揚げとか
青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の大根の酢の物
大根とか

カボチャを中心に、レンコン、しいたけ、ニンジンとゴボウのキンピラ…
ヒジキと油揚げ、インゲン、大根の酢の物…
野菜や、山の幸が惜しみなく載っています!

全体に、味は薄めです。
最初は、ちょっと物足りないかなと思いつつ…
噛みしめるほどに、素材の味わいが口に広がります。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の釜めしのご飯

炊き込みご飯も、美味いですね。
隠し味に、野菜を使っているのかも?

味噌汁は、シメジ、豆腐、ワカメ入り。
山の幸が美味いのは、土地柄で納得ですが、ワカメも美味いのが、偉いな。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の釜めしミニセットの黒豆

箸休めの、黒豆です。
こちらも美味です。
おせち料理に入れたいな、この黒豆。

青梅市・二俣尾の、「奥多摩釜めし 愉宇」の釜めしミニセットの漬物

お漬物もイケます。
梅の里だからなのか、梅干しもあるのが嬉しいですね。

奥多摩には、他にも美味しい釜飯屋さんが、何軒かあります。
今や、奥多摩の名物なのですよね、釜めしは。

と書きつつ、ツッコみますが…
「奥多摩釜めし」さんの所在地は、青梅市です(笑)
あと7kmくらい西に行かないと奥多摩町じゃないし、奥多摩湖などは20km以上先。
遠路はるばる奥多摩を目指し、こちらのお店を見て

「おお、奥多摩に着いた」
と、ぬか喜びしても、まだまだ先は長いので、ご注意を。

この店に限らず、奥多摩の名物といえば、釜飯。食べ歩くのも面白いですね。

インフォメーション

アクセス・営業案内

「奥多摩釜めし 愉宇」は2022年8月に、一旦閉店しました。
再開に向け準備中のとことです。

JR青梅線・日向和田駅より、徒歩8分
駐車場… あり

奥多摩釜めし 愉宇
Webサイト… https://okutamakamameshi.com
営業時間… 11:00〜18:00(閑散期は、早めに閉店する場合あり、電話にて要確認)
定休日… 金曜日
住所… 東京都青梅市二俣尾1-52
電話… 0428-78-9393

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