【西多摩・奥多摩エリア】富士山の見える山と、お気軽・絶景スポット

東京からアクセスの良い、西多摩、奥多摩エリア。
富士山が良く見えるトレッキングコースも、数多くあります。
山を歩くのはどうも… という方向けの、気軽に行けるスポットもご紹介します。

地元民推薦! 西多摩・奥多摩エリアの、富士山絶景スポット

自然豊かな西多摩・奥多摩エリアには、富士山の展望ポイントが、点在。
超お気軽に簡単に行けるスポットから、本格登山コースまで、地元民のおすすめスポットを紹介します。
また、西多摩エリアからの富士山四方山話も、ご紹介します。

拝島駅・自由通路

超お気軽な、富士山絶景スポット
難易度… ★☆☆☆☆

昭島市・拝島駅からの、富士山の夕景
拝島駅からの富士山

まずは、超お気軽なのに、絶景・富士山スポット。
拝島駅からの富士山が見事です。
JR青梅線・五日市線・八高線、西武拝島線が乗り入れています。
駅のコンコースの位置が絶妙で、西側正面に富士山がドカンと見えます。

特に夕方は、赤く染まった空と富士山の組み合わせ!
改札外のコンコースと、JR改札内の乗換通路とも、富士山が見えます。
構内で、夏でも涼しく、冬でもヌクヌク暖かいのに、絶景が楽しめます。
バリアフリー対応だから、車椅子の方でも気軽に楽しめるのも良いですね。

瑞穂町・六道山公園

里山からの富士山展望
難易度… ★☆☆☆☆

東京都・西多摩エリア・瑞穂町、六道山公園からの、富士山と桜
六道山公園からの富士山

狭山丘陵の一角にある、六道山公園からの富士山。
桜の名所でも知られ、紅葉も楽しめる、自然豊かな公園です。
公園には展望台があり、ここから富士山がよく見えます!

最寄り駅は、JR八高線・箱根ヶ崎駅。徒歩40分ほどです。駐車場も完備、車でのアクセスは良好です。
詳しくはこちらをご覧ください。近隣の観光スポットとともに、紹介しています。

元旦の特別開放し、朝日に染まる富士山も。(コロナ渦中の2021年は、開放されませんでしたが)

塩船観音寺

花の古刹からの、富士山
難易度… ★☆☆☆

東京都・西多摩エリア・塩船観音寺のツツジ園
塩船観音寺

ツツジの名所と知られる、青梅市・塩船観音寺。
巨大なツツジ園の上には展望台があり、富士山が望まれます。

東京都・西多摩エリア・塩船観音寺からの、富士山
塩船観音寺からの富士山

春はもちろん、アジサイや彼岸花の時期も楽しめます。
難易度・星2つは、展望台まで少々登るから。といっても、10分程度ですので、さほど大変でもありませんよ。
歴史ある古刹と富士山が楽しめる、ひと粒でふたつ美味しい、名スポットです!
塩船観音寺の詳細はこちらを。

ツツジも良いけれど、初詣も良いです。

また、塩船観音寺からは、トレッキングも楽しめます。足を伸ばすのも、良いでしょう。

霞丘陵の桜

三頭山

初心者向け登山コースで富士山
難易度… ★★☆☆☆

三頭山からの富士山

都民の森から、比較的ラクに登れる、三頭山。
初心者向けの、トレッキングコースが整備されています。
もっとも、比較的安全とはいえ登山コース、トレッキングシューズは必要です。

東京都・西多摩エリア・檜原村・三頭山の、三頭大滝の紅葉
三頭大滝

富士山が見えるのは、西峰の頂上。都民の森から2時間程度、登ります。
途中、三頭大滝などもあり、快適な登山が楽しめます。
なお、登山適期は、春から秋にかけて。積雪時は、それなりの装備が必要です。
アクセスや、登山コースの概要・所要時間など、詳しくはこちらで紹介しています。

やや、難易度は上がりますが、山梨県側のルートならば、静かな山を楽しめます。

槇寄山

穴場の山で、静かな山旅
難易度… ★★☆☆

東京都・西多摩エリア・檜原村・槇寄山からの、富士山
槇寄山からの富士山

槇寄山は、前項の三頭山の近くの山。ちょっとマイナーなので、静かな山旅が楽しめます。
三頭山よりも標高は低いにも関わらず、むしろ、富士山の展望は優れています。

また、三頭山は奥多摩周遊道路の通行時間に左右されますが、槇寄山は朝早くから登れるのも魅力。
朝のクリアな空気で、爽快な富士山が楽しめます。

登山道は比較的整備が行き届いていますが、三頭山ほど、至れり尽くせりではありません。事前の準備をした上で登りましょう。
体力的には、都民の森から三頭山と同程度です。
三頭山同様、春から秋が適期。冬は、それなりに雪が積もるので、初心者だけの入山は控えましょう。

槇寄山の登山コースの詳細はこちらで。

御前山

カタクリの名山は、富士山の好展望台
難易度… ★

御前山からの富士山

カタクリの自生地として知られる、御前山。奥多摩三山のひとつの、名山です。
登山コースは何本かありますが、奥多摩湖から登るコースなどが一般的です。
頂上の少し奥多摩湖側から、富士山の展望が楽しめます。

もちろん、カタクリの季節もオススメですが、新緑や紅葉の時期も、素晴らしい光景です。
車で標高の稼げる、三頭山より体力が必要です。コースにも依りますが、登って下ると6時間ほどは歩き、早起きして登るのが吉。冬季は、それなりの装備が必要です。
奥多摩の山の良さを凝縮した山なので、ぜひ。
詳しくは、こちらをご覧ください。

本仁田山

駅からハイキングで、渋滞知らず
難易度… ★

東京都・西多摩エリア・奥多摩町・本仁田山からの、富士山
本仁田山からの富士山

標高1,224mの本仁田山。駅から登れます。その分、標高差があり、体力を使います。
駅から登れるメリットは、渋滞とは無関係なこと。紅葉の時期の休日など、奥多摩エリアの道路は、結構渋滞します。
鉄道利用だと、イライラしないし、予定も立てやすいですよね。

奥多摩駅から登るルートは、「奥多摩三大急登」のひとつ。急坂が続きますが、アップダウンが少なく、効率的ともいえます。
頂上からは、富士山を始め、好展望。筑波山なども望まれます。
下りも、鳩ノ巣駅に直接、下れるのが便利です。
他の山と同様、冬はそれなりの装備が必要です。

コースの詳しい情報は、こちらを参照してください。

雲取山

都内最高峰からの、圧倒的大パノラマ
難易度… ★

東京都・西多摩エリア・奥多摩町・雲取山からの、富士山
雲取山からの富士山

都内最高峰の雲取山。頂上やその周辺からは、富士山の大パノラマが楽しめます。
雲取山は、健脚でないかぎり、一泊二日の行程が必要です。特に陽の短い秋などは、無理は禁物。
頂上付近の山小屋に泊まり、ご来光とともに、紅く染まる富士山を愛でるのが良いでしょう。
晴れれば、圧倒的な美しさを体験できます!

一番メジャーな、というよりも簡単な鴨沢ルートでも、標高差約1,500m。体力的には、北アルプスの山を登るのと同じくらいです。慣れない方は、他の奥多摩の山を登ってから、挑むのが良いでしょう。
冬はもちろん、春先などもまだ雪が残ることも。くれぐれも慎重に計画を立てましょう。

コースの状況など、詳しくはこちらをご覧ください。

西多摩エリアからの富士山、あれこれ

山が近すぎて、富士山が見えない?青梅・奥多摩の町

青梅市や、奥多摩町の市街地は、富士山の展望スポットが少ないです。
というのも、奥多摩の山々が近く、富士山が隠れてしまいます。
丘陵に登れば展望スポットはありますが、町からは見えにくいのですね。

今寺天皇塚水田付近からの富士山

「関東の富士見百景」に選ばれた、「今寺天皇塚水田」は、青梅市東部。山から離れると、富士山がよく見えます。
更に富士山から遠ざかる瑞穂町などは、結構、展望ポイントがあります。今回紹介した、六道山公園などは、瑞穂町郊外の丘陵地ですし。
富士山から遠いほうがよく見える、というのは、ちょっと盲点ですね。

なお、今寺天皇塚水田については、こちらをご覧ください。

ダイヤモンド富士は、見える?

関東でダイヤモンド富士が見られるのは、富士山の東、南北35度の範囲。
冬至にダイヤモンド富士が見える高尾山あたりが、北限となります。それより北方向の西多摩エリアでは、ダイヤモンド富士は見られません。

多摩地方を始め関東は、富士山の東側に位置します。ダイヤモンド富士が見られるのは、夕日が富士山の山頂に沈むタイミングとなります。

ちなみに、ダイヤモンド富士時期の高尾山は、超絶、混雑します。午前中から、場所取りをする人がいるくらい… 正直、オススメできません。
多摩地方の意外な穴場は、八王子駅前の「セリオ八王子」。昔、そごうだったビルです。毎年1月上旬と、12月上旬に、屋上からダイヤモンド富士が見られます。

奥多摩からの富士山は、美しい?

ほぼ円錐形の富士山ですが、見る角度によって微妙に違います。
一番の違いは、宝永山の位置です。

電⼦地形図(国⼟地理院)を加⼯して作成

宝永山は、江戸時代(1707年)の噴火でできた側火山。
富士山には、70個以上の側火山がありますが、宝永山が最大の規模。加えて標高2,693mと高い位置にあり、遠くからでも目立ちます。
地形図を見ると、なんと、富士山頂上の火口よりも大きい!存在感が、あるわけです。

富士山東側の、静岡県・裾野市、黒岳からの、富士山と宝永山の火口
裾野市・黒岳からの富士山

上の写真は、富士山東側の、静岡県・裾野市、黒岳からの眺め。荒々しくダイナミックな宝永山の火口が、正面に見えます。

神奈川県・箱根町、金時山からの富士山と宝永山の火口
箱根町・金時山からの富士山

こちらは、神奈川県・箱根町、金時山からの富士山。富士山の東側で、裾野左に、えぐれたような形で宝永山が見えます。シルエットは端正なシンメトリーですが、少々、荒々しいイメージでしょうか。

東京都・西多摩エリア・奥多摩町・雲取山からの、富士山
奥多摩町・雲取山からの富士山

奥多摩側からだと、宝永山の火口は見えず、左の裾野に突起のような形で見えます。火口が直接見えない分だけ優雅ですが、シルエットはやや崩れます。

場所によって、姿を変える富士山ですが… 金子みすゞ的に言えば、みんな違って、みんないい。その違いを楽しむのも、富士山の魅力ですよね。