青梅市・御岳の老舗蕎麦店、玉川屋。
週末は、行列必須の人気のお店です。
行列は苦手なので中々足が向きませんが、食べれば納得の味なのが、悩みのタネ。
蕎麦も絶品ですが、天ぷらも美味くオススメです。
目次
茅葺き屋根の、山里の老舗蕎麦店
駅より古い?大正創業の玉川屋
青梅市・御岳の蕎麦店、玉川屋。
紅葉の時期はもちろん、週末はハイカー・観光客で行列する人気もお店です。
ハイシーズンなど90分待ち、なんてことも。
雑誌やガイドブックなどで「御岳特集」をすれば、真っ先に紹介されるお店、仕方ないと言えば、仕方ないですが。
創業は、大正4年(1915年)。
青梅市内では、青梅宿の大正庵に次いで、歴史ある蕎麦店です。
ちなみに、もよりの御嶽駅は1929年開業、駅より古いことになります。
明治時代の茅葺き民家の、風流なお店。
屋根には苔や草が、びっしり生えています。
青梅街道側から見ると、面白い造りです。
民家の下に、鉄筋コンクリートの建物と駐車場。
考えてみれば、この崖に民家は建てないだろうから…
公式サイトの昔の写真では、建物は同じで入口の位置が違うので、移築なのですかね?
店内は、昔ながらの民家を活かした造り。
畳敷きで、靴を脱いで上がります。
靴箱は、銭湯方式。
畳敷き、ちゃぶ台、さぶとんと、サザエさん的・昭和スタイルです。
サザエさんはともかく、星一徹とか、連れてこないほうが良いかも。
空いているのは、平日の開店直後だから、です。
立派な看板も。
老舗感、漂っていますね。
主なメニュー
- もりそば… 870円
- ざるそば… 900円
- とろろそば… 1,300円
- 肉汁そば… 1,250円
- 鴨汁そば… 1,350円
- 天ざる… 1,720円
- 肉南ばん… 1,300円
価格は税込みです。
もりと、ざるが30円差は、良心的。
肉汁そばは、「TOKYO X」と、東京食材にもこだわっていますね。
蕎麦以外にも一品料理も。
- 鱒の塩焼… 680円
- 山女の塩焼… 870円
- もつ煮… 650円
- おでん… 670円
- 天ぷら盛り合わせ… 1,200円
夏は鮎の塩焼きも。
日本酒は地元の澤乃井、そば焼酎もあります。
お土産用の、生蕎麦もあります。
これも、オススメですよ。
海老天もピカイチの、天ざる
天ざるを、オーダーしました。
箸袋が、山と古民家のイラスト、ちょっと良いですね。
1日、2〜3回打つ、打ち立ての蕎麦と、揚げたての天ぷら。
観光地の蕎麦屋ですが、結構ボリュームがあります。
海苔もタップリです。
蕎麦粉は、国内産。
山の水で、キュッと引き締めた、冷たい喉越しも最高。
コシもあり、歯ごたえも素晴らしい!ホシ(麺の表の黒い粒〜蕎麦の殻)のある、香り高い蕎麦です。
昆布と鰹節の出汁の効いた、上質な汁も流石です。
エビ、キス、舞茸、カボチャ、シシトウの天ぷら。
さっぱりと淡白なキスと、ホクホクで甘いカボチャの天ぷら。
衣も上品で、サクサク!
舞茸も良いですね。
キュルッとした歯ごたえが、天ぷらにすると引き立ちます。
さて、目玉のエビ天。
筆者は、エビはさほど特別視しませんが、ここのエビ天は別格です。
エビそのものも良いのでしょうが、揚げ加減が絶妙なのです。
火を通しすぎず、生のエビの良さも併せ持つ、美味さ。
初めての玉川屋さんなら、是非是非、天ざるです。
天ざるには、天つゆは付いてきません。
お願いすると、塩を持ってきてくれます。
塩で食べるのが、オススメですね。
最後は、蕎麦湯で〆ます。
やはり、人気蕎麦店だけありますね。
古民家の雰囲気、丁寧な調理、素材の良さ…
おまけに、駅にも近いし。
死角が無いというか、ガイドブックのオススメになるのも、頷けます。
休日は並びますが、それだけの価値があるお店です。
インフォメーション
アクセス・営業案内
JR青梅線・御嶽駅より、徒歩2分
駐車場… あり
●手打そば 玉川屋
Webサイト… https://tamagawa-ya.com
営業時間… 11:00~17:00
定休日… 月曜日(月曜が祝日の場合、火曜日)
住所… 東京都青梅市御岳本町360
電話… 0428-78-8345