あきる野市・戸倉の「あきる野さとやま 蕎麦処 小春日和」。
山村の古民家で、本格手打ち蕎麦が頂ける名店です。
全国の蕎麦店をめぐり、研究を重ねた末、完成した蕎麦。
山里のゆっくり流れる時間の中で、堪能出来ます。
目次
里山で味わう、極上蕎麦の名店
コツコツと、古民家をリノベーション
あきる野市の西、戸倉地区。秋川渓谷・南斜面の里山の、長閑な集落に「あきる野さとやま 蕎麦処 小春日和」はあります。
小春日和は、2018年にオープンした蕎麦店です。
店主は、ふと立ち寄った店で、蕎麦の魅力に取りつかれたとか。以来、全国の蕎麦店を巡り、自分で店を始めようと決意しました。
縁あって、あきる野の里山の古民家を紹介されました。
「もともと、内装デザインの仕事をしていたのですよ」
1年ほどかけ、リノベーション。学生時代の友人など、建築関係に詳しい仲間の協力も仰ぎ、ほぼ自力で改築したのだとか。
本職の内装デザイナーだけあり、和と洋のバランスが絶妙な店内です。
洒落たカウンター、BGMはジャズ。蕎麦屋さんというよりも、ウエーティングバーみたい。
縁側気分のテラス席も。だって、小春日和だもの。
主なメニュー
- せいろそば… 800円
- 野菜天せいろそば… 1,300円
- 海老天せいろそば… 1,400円
- とろろそば… 1,200円
- 鴨せいろ… 1,400円
- かけそば… 800円
- 野菜天ぷらそば… 1,300円
- 海老天ぷらそば… 1,400円
- 鴨パストラミ… 600円
- だし巻玉子焼… 800円
- そばがき… 1,100円
価格は税込みです。
蕎麦は温かいメニューも。あきる野市の冬は、寒いですからね。
酒の肴的メニューもあり、ビールや日本酒も頂けます。
小春日和と目と鼻の先にある、野崎酒造の銘酒「喜正」も。
酒蔵には、直営販売店もあるから、寄り道するのも良いでしょう。
日本酒も蕎麦も水が命、近くにあるのは、ある種、必然なのかもしれません。
旬の素材を活かした、野菜天せいろ
野菜天せいろをオーダー。小春日和なテラス席で頂きます。
お盆の蕎麦と、別皿の天ぷら。
お蕎麦、蕎麦汁、天つゆ、塩、薬味、そして小鉢。
キリリと冷えた、蕎麦。研ぎ澄まされた蕎麦に、丁寧な仕事ぶりが窺えます。
香り高い蕎麦を、少し辛めの汁で頂きます。コシのある、風味豊かな蕎麦は、間違えなく一級品。
薬味はネギのみ。ワサビがないのは、蕎麦の香りに自信があるから?
野菜天ぷらの盛り合わせ。大きめの天ぷらが、7品目も!
ホクホクのカボチャと、ほんのり上品な甘みのニンジン。
天ぷらですが、瑞々しさを失わないナス。薄い衣で、サッパリ軽い食感。
シイタケとマイタケ。キノコの天ぷらも美味いですね。
シイタケは身の厚く、旨味も分厚い!吟味して、仕入れしているのでしょうね。
キクイモの天ぷら。名前の通り、キク科の植物で、ヒマワリに似た花を咲かせます。ホクホクとした食感が新鮮です。
天汁に大根おろしで食べるのもよし、塩で食べるのもよし。最初から、両方出してくれるお店って、ホスピタリティありますね。
締めは、蕎麦湯で。これがまた、濃厚で美味い!
見てください、この濃度!蕎麦の香りが、凄いことになっています。
あまり宣伝に力を入れるお店ではなく、正直、交通の便も悪い。でも、秋の休日など、順番待ちをするほどの大盛況です。
シーズンを外して、ノンビリ出かけるのが良いかも。せっかく、長閑な里山で、蕎麦を啜るのだから、忙しないのは勿体ないです。
それに、このお店を目当てに、小旅をする価値がありますよ!
小春日和のお隣も、古民家をリノベーションしたカフェPOUNDさん。玉子サンドとカフェオレが人気のお店です。
インフォメーション
アクセス・営業案内
JR五日市線・武蔵五日市駅より、西東京バス「数馬」「藤倉」「払沢の滝入口」「上養沢」行にて、「戸倉」バス停下車・徒歩3分
駐車場…あり
●あきる野さとやま 蕎麦処 小春日和
営業時間… 平日11:30〜15:00 土・日・祝日11:30〜17:00
※売り切れで、閉店の場合あり。遅い時間に来訪時は、電話で要確認がオススメです。
営業日… 土・日・月・火曜日
住所… 東京都あきる野市戸倉212
電話… 042-588-4868
●野崎酒造直営販売店
Webサイト… http://www.kisho-sake.jp/
営業時間…10:00~12:00、13:00~17:00
定休日…11月~1月(仕込み期間)日曜日、2月~10月:土日曜日
住所… 東京都あきる野市戸倉63
電話… 042-596-0123