【升ヶ滝・白糸の滝】東京のプチ秘境、青梅・上成木、滝に会いに行く

あざといタイトルで、すみませんが。
青梅市・北西部の上成木地区は、人口150人足らずの集落。
その集落の奥に、山間に滝があるらしい…
そんな話しを耳にして、俄然、出かけたくなりました。
さて、果たしてプチ秘境の滝に、出会えるのでしょうか?

プチ秘境の、ふたつの滝を巡る旅

どうやって行くのか、それが問題だ

青梅市の北西部、上成木地区。
ここに、白糸の滝、升ヶ滝のふたつの滝があると聴きました。
問題は、どうやって行くか、です。

車があれば、何ということはない場所です。
(駐車場の問題は、ともかくとして)
しかし、公共交通を使うとなると、途端に難しくなります。

上成木へは、都営バスが運行。
しかし!
日に、下りは4本、上りは5本しか、走っていません。
午前中出かけて、お昼くらいに切り上げ市内へ戻る場合、上成木発11時28分を逃すと、次は18時25分まで有りません。
なんと日中の間、7時間も、バスが走ってないのです…

青梅駅から上成木まで、約10km。
歩くのは大変、では、タクシーを使うとしたら、片道4千円程度。
あの、4千円って、格安高速バスなら、余裕で大阪まで行けちゃいます…
という訳で、チャリンコで行くことにしました。

寄り道というか、行きがてらの、トンネル見物

東京(青梅)側から成木へは、山を超えます。
といっても、吹上トンネルがあるので、さほど大変ではありません。
吹上トンネルは、新道と旧道があり、自転車と歩行者は、両方通れます。

吹上トンネル
吹上隧道

面白いのは、断然、旧道。
噂では、心霊スポットのようですが、青梅って満地トンネルを始め、そういうのが多いです…
まあ、古いトンネルって、そういう話しをするヤツが必ずいるので、気にしちゃダメです。

吹上隧道

旧道のトンネルは、中々の風格です。
「吹上隧道」のプレートが歴史を感じます。
雨の日は、どこからともなく、漏水しているので、ちょっと気を付けましょう。

旧吹上トンネル

中は、ちゃんと照明があります。
ただし、非常電話はないみたいで、トンネル火災になったら、ちょいと怖いかも…

青梅・成木のアジサイ
アジサイ
青梅・成木のユキノシタ
ユキノシタ

トンネルを抜けると、成木地区。
上成木へは、ここから更に、西へ向かいますが、ルートはふたつ。

ひとつは、成木川沿いの道を登るルート(都道53号)。
もうひとつは、軍畑方面(都道193号)への道をとり、途中右折して松の木トンネルを抜けルート。
松の木トンネルルートのほうが、少々楽ですが、大差ないです。
途中、アジサイやユキノシタを眺めながら、のんびりペダルを漕きます。

白糸の滝

青梅・成木の、白糸の滝
白糸の滝

上成木の集落中心部から、上流へ行くと、道端に白糸の滝があります。
狭い道なので、自動車の駐車は無理でしょう。
地元の方と思しき人によると…
滝の手前にある右側の岩は、昨年の台風で崩壊したモノ。
こんな巨大な岩が崩れるって、恐ろしいですね。

升ヶ滝

青梅・升ヶ滝道標

白糸の滝から、更に上流へと進まます。
すると、升ヶ滝・岩茸石矢魔方面への道標が現れます。
ここからは、徒歩となります。

橋を渡り、登山道となります。
道は明瞭で、迷う心配はないでしょう。
ただし、沢沿いの道なので、雨の後などは、無理は禁物です!

青梅・升ヶ滝の道標

15分ほど山道を登ると、「升ヶ滝入口」という道標が、現れます。
沢を渡り、対岸の道を少し登ると、滝が見えます。

東京都・青梅市、升ヶ滝
升ヶ滝

ここも、台風の爪痕か、展望台への道も、ちょっと荒れた様相です。
無理は禁物、危険のない範囲で行動することにします。
滝見物が済んだら、来た道を戻ります。

破線都道、車の通れない、都道202号線
これ、都道なんです!

実は、この登山道は、れっきとした都道。
車の通れない、都道202号線です。

成木の家
成木の家

上成木の集落まで、戻ります。
週末は、地元の方が運営している「成木の家」が開放されています。
是非、寄り道してください。
「成木の家」については、後日、詳細をレポート、乞うご期待ください!

インフォメーション

ルートマップ

問い合わせ先

●都営バス
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/

●サイクルハーバー青梅
ロードバイク・シティサイクル等のレンタル
http://cycleharbor.club/

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