あざといタイトルで、すみませんが。
青梅市・北西部の上成木地区は、人口150人足らずの集落。
その集落の奥に、山間に滝があるらしい…
そんな話しを耳にして、俄然、出かけたくなりました。
さて、果たしてプチ秘境の滝に、出会えるのでしょうか?
目次
プチ秘境の、ふたつの滝を巡る旅
どうやって行くのか、それが問題だ
青梅市の北西部、上成木地区。
ここに、白糸の滝、升ヶ滝のふたつの滝があると聴きました。
問題は、どうやって行くか、です。
車があれば、何ということはない場所です。
(駐車場の問題は、ともかくとして)
しかし、公共交通を使うとなると、途端に難しくなります。
上成木へは、都営バスが運行。
しかし!
日に、下りは4本、上りは5本しか、走っていません。
午前中出かけて、お昼くらいに切り上げ市内へ戻る場合、上成木発11時28分を逃すと、次は18時25分まで有りません。
なんと日中の間、7時間も、バスが走ってないのです…
青梅駅から上成木まで、約10km。
歩くのは大変、では、タクシーを使うとしたら、片道4千円程度。
あの、4千円って、格安高速バスなら、余裕で大阪まで行けちゃいます…
という訳で、チャリンコで行くことにしました。
寄り道というか、行きがてらの、トンネル見物
東京(青梅)側から成木へは、山を超えます。
といっても、吹上トンネルがあるので、さほど大変ではありません。
吹上トンネルは、新道と旧道があり、自転車と歩行者は、両方通れます。
![吹上トンネル](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5886.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
面白いのは、断然、旧道。
噂では、心霊スポットのようですが、青梅って満地トンネルを始め、そういうのが多いです…
まあ、古いトンネルって、そういう話しをするヤツが必ずいるので、気にしちゃダメです。
![吹上隧道](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5891.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
旧道のトンネルは、中々の風格です。
「吹上隧道」のプレートが歴史を感じます。
雨の日は、どこからともなく、漏水しているので、ちょっと気を付けましょう。
![旧吹上トンネル](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5897.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
中は、ちゃんと照明があります。
ただし、非常電話はないみたいで、トンネル火災になったら、ちょいと怖いかも…
![青梅・成木のアジサイ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5921.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
![青梅・成木のユキノシタ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6055.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
トンネルを抜けると、成木地区。
上成木へは、ここから更に、西へ向かいますが、ルートはふたつ。
ひとつは、成木川沿いの道を登るルート(都道53号)。
もうひとつは、軍畑方面(都道193号)への道をとり、途中右折して松の木トンネルを抜けルート。
松の木トンネルルートのほうが、少々楽ですが、大差ないです。
途中、アジサイやユキノシタを眺めながら、のんびりペダルを漕きます。
白糸の滝
![青梅・成木の、白糸の滝](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5960.jpg?resize=683%2C1024&ssl=1)
上成木の集落中心部から、上流へ行くと、道端に白糸の滝があります。
狭い道なので、自動車の駐車は無理でしょう。
地元の方と思しき人によると…
滝の手前にある右側の岩は、昨年の台風で崩壊したモノ。
こんな巨大な岩が崩れるって、恐ろしいですね。
升ヶ滝
![青梅・升ヶ滝道標](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6036.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
白糸の滝から、更に上流へと進まます。
すると、升ヶ滝・岩茸石矢魔方面への道標が現れます。
ここからは、徒歩となります。
![](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC5999.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
橋を渡り、登山道となります。
道は明瞭で、迷う心配はないでしょう。
ただし、沢沿いの道なので、雨の後などは、無理は禁物です!
![青梅・升ヶ滝の道標](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6006-1.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
15分ほど山道を登ると、「升ヶ滝入口」という道標が、現れます。
沢を渡り、対岸の道を少し登ると、滝が見えます。
![東京都・青梅市、升ヶ滝](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6008-1.jpg?resize=683%2C1024&ssl=1)
ここも、台風の爪痕か、展望台への道も、ちょっと荒れた様相です。
無理は禁物、危険のない範囲で行動することにします。
滝見物が済んだら、来た道を戻ります。
![破線都道、車の通れない、都道202号線](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6000.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
実は、この登山道は、れっきとした都道。
車の通れない、都道202号線です。
![成木の家](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC6080.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
上成木の集落まで、戻ります。
週末は、地元の方が運営している「成木の家」が開放されています。
是非、寄り道してください。
「成木の家」については、後日、詳細をレポート、乞うご期待ください!
インフォメーション
ルートマップ
問い合わせ先
●都営バス
https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/bus/
●サイクルハーバー青梅
ロードバイク・シティサイクル等のレンタル
http://cycleharbor.club/