ツツジやアジサイで有名な、青梅市・塩船観音寺。
お寺の裏の霞丘陵自然公園は、彼岸花の名所です。
秋になると、あたり一面、朱色の花に染まり、それは見事です。
見頃は9月下旬、秋の花を愛でる小旅に出かけてみました。
里山に抱かれた、彼岸花の谷
谷地と山裾に広がる、彼岸花
青梅市郊外の、塩船観音寺。
このお寺の東に、三方を山で囲まれた谷地が有ります。
霞丘陵ハイキングコースの起点となる、霞丘陵自然公園です。
秋になると彼岸花が、谷地を覆い尽くします。
まだ、7分咲きなのか、蕾の彼岸花も、まだまだあります。
露をまとった、雨上がりの彼岸花。
見頃の時期は、どうしても秋雨前線の影響で、雨が降りがちですが…
小雨なら、しっとりした光景が、楽しめます。
ところどころ、白い彼岸花が。
霧蒸す里山と、彼岸花。
東京だけど、ちょっと遠くへ来たみたい。
コスモスも、咲いています。
コスモスなのに、ぐっと日本的叙情なのは、雨だから?
キツネノマゴも、露に覆われています。
タムラソウもちょうど見頃、雨でしっとりと美しい。
谷地の奥には、リコリスも。
彼岸花の仲間の、園芸種です。
ススキやチカラシバも、秋支度。
谷地からほんの少しだけ、山に入ります。
山の斜面にも、彼岸花が広がります。
狂い咲きのツツジ。
ハギも咲いています。
秋風に吹かれ、ゆっくりユラユラ揺れます。
塩船観音寺を彩る、秋の花たち
折角なので、塩船観音寺も参拝を兼ね、花散策。
お寺にも、彼岸花が咲いていました。
鐘楼を見上げる斜面には、シュウカイドウの群落が広がります。
漢字で書くと、「秋海棠」。
秋に相応しい花ですね。
塩船観音寺にも、ハギが咲いていました。
雨上がりで、キラキラ輝いています。
夏の名残の、サルスベリ。
盛りは過ぎ、枯れゆく無常。
花にも見える、お地蔵さんの風車。
幼きて逝った魂に、美しくも悲しく咲いていました。
疲れたら、境内のお休み処で、名物の観音団子でも食べるのも良いでしょう。
塩船観音寺からほど近い、吹上しょうぶ公園も彼岸花の名所です。ふたつの名所を結ぶコースは、こちらをどうぞ。
青梅市・吉野梅郷の「梅の公園」も彼岸花の名所です。
西多摩エリアの彼岸花スポットの特集です。
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・河辺駅北口より、都営バス「裏宿」行、または西東京バス「小作駅東口」にて、「塩船観音入口」バス停下車、徒歩9分
問い合わせ先
●塩船観音寺
webサイト… http://www.shiofunekannonji.or.jp/
住所… 東京都青梅市塩船194
電話… 0428-22-6677