あきる野の山を背に、そびえる古刹、大悲願寺。
鎌倉時代初期の創建の、真言宗のお寺です。
広い境内には、橋あり山ありの、お遍路を模した道があります。
四国まで行かなくとも、ご利益があるかも。
目次
西多摩の、由緒ある寺
大悲願寺の創建は、1191年。
武士の平山季重が、醍醐寺三宝院の僧を招いて開山しました。
三宝院は真言宗のお寺、大悲願寺もその流れを汲んでいるのでしょう。
重要文化財もある、あきる野市屈指の寺院です。
天井絵も見事な、仁王門
武蔵五日市の駅から、少々歩くと大悲願寺。
まずは、仁王門が目に入ります。
もう、これだけで格式あるお寺だと、分かりますよね、
仁王門には、天井画が描かれています。
上を見ないと損です!
平井村(現在の日の出町)出身の絵師、森田五水の作。
真ん中を中心に、マス目ごとに天地が違います。
観音堂の彫刻も、見事!
仁王門をくぐると、観音堂。
1794年、江戸時代の建立です。
観音堂には、彫刻が施されてあります。
これがまた、美しい!
2006年、色彩鮮やかに修復されたとのこと。
本堂は、梅が満開!
秋の萩で有名な大悲願寺ですが、梅の季節も中々なものです。
本堂は、江戸時代の1695年に建てられ、東京都の指定文化財です。
お遍路を体験
八十八の石像が、境内に
弘法大師(空海)のふるさと、四国。
八十八の寺院を巡る、四国八十八か所があります。
でも、昔は、四国まで行くのが大変でした。
各札所の「お砂」を集め、それを踏むと、礼所巡りのご利益があるとされる「お砂踏み霊場」が各地に出来ました。
大悲願寺も、そのひとつ。
広い境内を、ひと回りしてみましょう!
山道もある?
境内は、山の裾野。
その地形を活かし、お砂踏みは森の中も歩きます。
とはいえ、さほどキツい登り坂はないので、ご安心を。
途中、橋なども渡ります。
ちょっと、ハイキング気分ですね。
花も見事な、お砂踏み
春の季節は、お砂踏みに、文字通り花を添えます。
お砂踏みは、10分程度でひと回り出来ます。
春ならではの、お砂踏みを楽しんでください!
インフォメーション
アクセス
JR五日市線・武蔵五日市駅より、徒歩20分
駐車場… 有り
問い合わせ先
大悲願寺
住所… 東京都あきる野市横沢134
電話… 042-596-0141
あきる野市
Webサイト… https://www.city.akiruno.tokyo.jp/
電話… 042-558-1111(代表)