あきる野市の里山、天竺山(てんじくさん)。
駅から1時間弱で登れる、展望に優れた山です。
三内神社のある頂上は、南東方面に開け、絶好の初日の出スポットです。
目次
かつて山城のあった天竺山から、ご来光を
武蔵五日市駅から、三内神社・鳥居へ
あきる野市郊外の天竺山(てんじくさん)。
駅から歩ける、貴重な初日の出スポットです。
短い行程とはいえ、山道。トレッキングシューズ、雨具、ヘッドライトなどを持参しましょう。
起点は、JR五日市線・武蔵五日市駅。
五日市線は、大晦日から元旦の終夜運転は行いません。
車でのアプローチが現実的。駅周辺に有料駐車場があります。
駅前の道を左折すると、五日市線の陸橋があります。
陸橋の手前で右折します。
路地を300m弱進み、「小林建築」の看板がある角を左折します。
30mほど進み、道なりに右折し、10mほど先の三叉路を更に左折します。
そろそろ、この辺でヘッドライトを用意しましょう。
30mほど進み、五日市線の踏切を渡ります。
踏切を渡り石段を登ると、三内神社の鳥居があります。
三内神社・拝殿から、天竺山へ
鳥居から参道を登ります。のっけから、急な石段が現れます。
左手にも道がありますが… 右の石段を登るほうが無難でしょう。
2度ほど右折しつつ、石段を登ります。
三内神社・拝殿に到着します。
三内神社は、社伝によれば、平安時代からの歴史があるようですね。
創立起源不詳。社伝によれば天武天皇の御宇、10座を奉斎し、桓武天皇の延暦24(805)年6月12日、社殿を造営。
あきる野市Webサイト あきる野市神社一覧より、引用
やや苔むした、狛犬様も鎮座しています。
天竺山への道は、拝殿右側の石段を登ります。暗いと、ちょっと分かりにくいです。
拝殿から少々登ると、金毘羅宮に到着。
三内神社の末社です。
金毘羅宮・右の登山道を登ります。
可愛らしい、稲荷社の横を通過。
急登の階段を登ります。
尾根道へ合流。指導標に従い、左折します。
最後の急登は、石段。やや荒れた石段で、慎重に足を運びます。
石段を登りきれば、三内神社・本社のある、天竺山に到着します。
天竺山は、かつて中世には、阿伎留城があったと、いわれています。
城郭などは見当たらず、城跡らしくはありませんが…
標高310mで展望も良く、丘陵の山城としては、良い立地だったのでしょう。
天竺山の夜景と、ご来光
三内神社・本社の右奥が展望台です。
夜明け前の、月と夜景。まさに絶景です。
左はスカイツリー。右には、新宿の高層ビル群。
よく見ると、都庁やエンパイアステートビル風のドコモタワーも判別できます。
双眼鏡があれば、かなり、楽しめるかも。
地平線が赤く染まり始めます。
静寂の森も、空の光りが回り込み、その姿を徐々に表します。
地平線からの、ご来光。冬ならば、サマーランドの方角から、日が昇ります。
神々しいまでのご来光に、ススキも赤く染まりました。
三内神社・本社にも、厳かに陽が当たり始めます。
風がなければ、少しノンビリしたいですね。魔法瓶にお汁粉とか、良いかも。
下りは、来た道を戻ります。
下りのほうが滑りやすいので、注意しながら下ります。
南斜面ですが、森の中、降雪の後などはスリップに気を付けてください。
下りきると、鳥居を前景に大パノラマが広がっています!
インフォメーション
JR武蔵五日市駅 …〈15分〉 … 三内神社鳥居 …〈30分〉 … 天竺山 …〈30分〉… JR武蔵五日市駅
ー計1時間15分ー
コースの状況など
- 標高の割に、意外と急登。特に冬はトレッキングシューズが良い。
- トイレは、武蔵五日市駅交番横にある。
- 駅前にセブン-イレブンあり。
- 山中には、売店等がない。