青梅市・天ヶ瀬の金剛寺。
このお寺には、「青梅」の由来となった小梅が、あります。
青梅のルーツに想いを馳せ、古刹を訪ねてみました。
目次
「青梅」由来の梅
青い梅の謎
考えてみれば「青梅」って、不思議な地名ですよね。
紅白ならばともかく、青い梅なのだから。
その答えは?
市のWebサイトに、ちゃんと載っていました。
青梅市の名前の由来には、平将門がかかわっています。平将門が、青梅の金剛寺あたりを訪れた際に、馬の鞭に使用していた梅の枝を自ら地面に挿し、「願いがかなうなら咲き誇れ、叶わないなら枯れよ」といったところ、梅の枝が根付きました。ところが、この木の梅は青いまま熟さず、枝に残ったまま落ちることがありませんでした。これを見た人々が不思議に思い、この地を青梅と呼ぶようになったと伝えられています。
青梅市のプロフィール
なるほど、花が青いのではなく、実なのですね。
平将門が登場するあたり、平安時代ゆかりのお寺なのですね。
今でも現役? 花を咲かせている
「将門誓いの梅」と呼ばれるこの梅ですが、流石に老木。
でも、勢いこそないけれど、ちゃんと花を付けています。
梅と桜の、金剛寺
山号は、青梅山
大抵の寺には、「山号」があります。
寺は修業の場。
元々は、山に建てられることが、多かったからです。
現在は、山にない寺も多いですが、「山号」を付ける慣習が根付いています。
金剛寺の山号は「青梅山」。
青梅由来の寺にふさわしい、山号ですね。
由来の梅、だけではない
3月の金剛寺は、由来の梅だけではありません。
まず、山門近くの河津桜。
梅と同時期に、花を咲かせます。
境内には、紅白の梅が咲き乱れています。
日長一日、ノンビリしたくなる、そんな雰囲気です。
4月には、しだれ桜も咲きます。
インフォメーション
アクセス・問い合わせ先
JR青梅線・青梅駅より、徒歩15分
●金剛寺
WEBサイト… https://oumesan-kongouji.tokyo
住所… 東京都青梅市天ヶ瀬1032