あきる野市・菅瀬の、宝蔵寺。
夏はサルスベリの花が、山里の古刹を彩ります。
また、安産・子授かりの観音様として有名な、尾崎観音も境内に。
夏の花を求めて、訪ねてみました。
サルスベリの巨木がある、山里の古刹
安産祈願の、尾崎観音
あきる野市・菅生。
奥多摩の山々の東端ともいえる、丘陵地帯の里です。
秋川牛の牧場などもある、長閑な雰囲気の山里に、宝蔵寺があります。
都道184号から、お地蔵さんが並ぶ参道を往きます。
正面に尾崎観音が、表れます。
朱色の観音堂には、秘仏が安置されています。
本尊は如意輪観音の法隆寺の薬師如来像などと同様、胎内仏で、安産や子授けの観音様として、根強い信仰があります。
安産祈願の絵馬。かなりの数が奉納されていました。
観音堂側面には、仏画も。観音様が産湯の赤子を見守る、安産祈願らしい絵柄ですね。
観音堂の近くの、鐘撞き堂。こちらも朱色で、趣があります。
色とりどりのサルスベリが、境内に
観音堂の奥に、宝蔵寺の本堂が。
本堂手前には、あきる野市・巨木・名木百選に選ばえたサルスベリがあります。
本堂の後ろは、里山が迫ります。
創建年代等は不詳ですが、鎌倉時代の始め、1,199年に薬師堂を創建したといわれています。
江戸時代中期に火災で焼失、再興しました。
夏になると、境内はサルスベリに彩られます。
紅色だけではなく、白いサルスベリも。
「百日紅」と書くくらい、花期の長い花ですが、8月初旬だとまだ早く、中旬くらいで5分咲きくらいでした。
もしかすると、8月下旬〜9月くらいが、見頃なのかも。
夏の暑い時期は、朝の涼しい時間に、参拝するのが良さそうです。
インフォメーション
アクセス
JR青梅線・福生駅西口より、西東京バス「日の出折返場(五30・五32系統)」「武蔵五日市駅(五30系統)」行にて「尾崎観音」バス停下車
●宝蔵寺
住所… 東京都あきる野市菅生263