街道から狭い路地を入ると、古民家が。
看板がなければ、うどん屋さんには見えない、昔ながらの日本家屋です。
日の出町のうどん店、母屋。
素朴で和やかな空気の流れるこの場所で、美味いうどんを食しましょうか。
母屋は2022年末に閉店しました。
田舎のおばあちゃんち、みたいな、うどん屋さん
築100年の古民家
![日の出町のうどん店、母屋](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4276.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
日の出町のうどん店、母屋。
築年数100年の日本家屋のこのお店は、控えめに言って、昭和の風景。
屋根のパラボラアンテナが、微かに令和であることを、思わせます。
ツーリングの人にも、人気なのかな。
ピカピカなハーレーダビットソンが、横付けされていました。
ガラガラと、引き戸を開けて中に入ると…
![日の出町のうどん店、母屋の室内](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4282.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
流行りの、古民家をリノベーションしたレストラン、ではありません。
その土地に、根を張って暮らしてきた、生活の匂いのする家。
気兼ねなく、あぐらをかいて、くつろげそう。
ややもすれば、食後にゴロッとお昼寝しても許されるような、そんな家です。
(ほんとに昼寝したら、ダメですよ)
![日の出町のうどん店、母屋の縁側](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4284.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
縁側もあります。
陽が沈んだら、浴衣姿で線香花火を、楽しみたいですね。
(14時30分閉店なので、線香花火はダメですよ)
こういう空間って、落ち着きますよね。
肩肘張って、見得を切って、精一杯、格好つけて生きていても…
ここに来れば、自然体になれそうな、包まれるような優しさ。
うどんを食べがてら、浮世の疲れを癒やしましょう。
主なメニュー
- ざるうどん… 700円
- 豚つゆざるうどん… 900円
- 鴨つゆざるうどん… 1,200円
- かけうどん… 750円
- 豚つゆかけうどん… 950円
- たぬみうどん… 900円
- ずりだしうどん… 800円
価格は税込みです。
梅じそうどん(950円)などの、季節メニューもありました。
ここの名物は、ずりだしうどん。
釜茹うどんに、薬味や醤油をかけて食べます。
豚つゆうどん
ずりだしうどんも、美味そうですが…
暑いので、豚つゆうどんをオーダー。
![日の出町のうどん店、母屋のゴボウせんべい](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4290.jpg?resize=728%2C485&ssl=1)
まず、つき出しで、ゴボウせんべい。
ポリポリと、ゴボウの味を楽しみます。
![日の出町のうどん店、母屋の豚つゆうどん](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4299.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
さして、待つこともなく、豚つゆうどんが出来上がりました。
暖かい汁でいただく、ざるうどんです。
![日の出町のうどん店、母屋のうどん](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4314.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
暖かい汁で冷たいうどんを食べるスタイルは、埼玉や東京西部の、武蔵野うどんと似ています。
武蔵野うどんも、お店によってかなり違いはありますが、概してうどんが硬いところが多いです。
噛むと、顎が疲れるお店も、あったりして…
母屋さんのうどんは、そこまで硬くないですね。
どちらかというと、讃岐うどんに近い感じです。
コシのある、プルプルとした食感の美味しい麺です。
![日の出町のうどん店、母屋の豚肉汁](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4320.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
汁に予め、豚肉が入っています。
豚汁のほかに、長ネギと椎茸のスライスも入っていました。
汁は、かけとざるの中間くらいの、塩っぱさ。
出汁も利いて、食が進みます。
![日の出町のうどん店、母屋のうどんの薬味のネギ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4329.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
![日の出町のうどん店、母屋のうどんのゴマ](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4349.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
薬味はネギ。
卓上にゴマや七味唐辛子があるので、お好みでどうぞ。
うどんは、ゴマをタップリ入れると美味いです。
![日の出町のうどん店、母屋のうどんのコンニャク](https://i0.wp.com/ometsu.net/wp-content/uploads/2020/06/DSC4330.jpg?resize=728%2C486&ssl=1)
そうそう、コンニャクの煮付けの小鉢も、付いていました。
素朴な味付けと、フニャッとした食感が、箸休めに良いですね。
日の出町の母屋さん、如何ですか?
近くに、日帰り温泉もあるし、何より、くつろげますよ。
「田舎のおばあちゃんち」も、今の日本では、幻影となりました。
夏になったら、お庭でスイカ割りをしたいですね。
(車の出入りもあるので、スイカ割りはダメですよ)
インフォメーション
アクセス・営業案内
母屋は2022年末に閉店しました。
JR五日市線・武蔵五日市駅より、徒歩35分。
または、武蔵五日市駅より、西東京バス「福生駅」行にて、「羽生」バス停下車3分
●母屋
Webサイト… https://www.facebook.com/pages/うどん母屋/275555222467007(Facebook)
営業時間… 11:00~14:30(L.O.14:15)
定休日… 火曜・第2水曜日
住所… 東京都西多摩郡日の出町大久野990-4
電話… 042-597-1870