鉄道でも車でも手軽に行ける観光地、奥多摩・青梅エリア。
なるべく、混雑を避けて楽しむには、どのように行けばよいでしょうか?
ここでは、主に東京都心からのアプローチについて解説します。
鉄道でのアプローチは?
列車で青梅・御岳・奥多摩方面へ行く場合
御岳山、奥多摩湖・秋川渓谷… 気軽にアウトドアが楽しめる、西多摩エリア。
鉄道で出かける場合、青梅・御岳・奥多摩方面は、JR青梅線、秋川渓谷や檜原方面は、五日市線です。
自動車で出かける場合はこちらを。
でも、地元の人ならともかく、青梅線や五日市線って、あまり馴染みがありませんよね。

新宿から、青梅・御岳・奥多摩方面は、JR中央線で立川駅で青梅線に乗り換えます。
ほとんどの列車は、青梅行き。
青梅から先、御岳・奥多摩方面は、青梅で乗り替えることになります。
なんか乗り換えが多いな、と思う方へ。
中央線快速列車は、日中1時間に2〜4本程度、青梅線直通列車があります。
事前にスマホなどで調べれば、スムーズです。
これならば、東京・新宿駅から、青梅まで乗り換えなしです!
所要時間は、新宿〜青梅間で約1時間程度、奥多摩は、青梅から30分強です。
休日の中央線快速は、時間帯で混み具合がかなり違います。
新宿から乗車する場合は、座れないことも多いですが、国分寺・立川からはかなり空きます。
土日曜日・休日の朝には3本、青梅行の「ホリデー快速・おくたま号」が運行されます。
「ホリデー快速」は新宿始発。
この列車、奥多摩方面へのハイキング客で、結構混みます。
新宿で座れないと、途中では座れないことが殆どです。
普通の中央線快速と違い、乗客の殆どが拝島・青梅へ向かう人、なのですね。
だから、新宿駅で早めに並んで乗るのが良いでしょう。
2023年3月ダイヤ改正で、ホリデー快速は青梅止まりに
2023年3月改正のダイヤで、ホリデー快速おくたま号は、青梅止まりとなりました。
青梅駅で乗り換えとなります。
青梅駅からは、奥多摩行の、ホリデー快速が接続します。臨時列車扱いなので、閑散期は運転しない場合もあります。
詳しくは上記記事をご覧ください。
秋川渓谷、檜原方面へ行く場合
秋川方面は、グッと不便になります。
乗り換え時間を含めなければ、新宿〜武蔵五日市は、1時間強。
2022年のダイヤ改正で、中央線直通列車は無くなりました。
立川、または、拝島での乗り換えとなります。
JR五日市線は、日中・1時間に2本程度。
近年、減便して不便となりました。
やはり、時間を調べて出掛けた方が良いですね。
西武拝島線、という手もある
ここまでは、JR中央線を使ってのアプローチですが…
西武拝島線を使うのも、意外と便利です。
西武拝島線は、西武新宿線と直通運転をしています。
急行か準急がオススメ。
西武新宿・高田馬場駅から、拝島直通の急行は1時間2本程度の頻度で、運行しています。
タイミングが合わない時は、川越行きの急行に乗り、小平で拝島線に乗り換えします。
隣のホームでの乗り換えなので、苦になりません。
それと、西武線は運賃がお得です。
高田馬場→御嶽駅は、JRのみの場合は935円(Suica利用時)。
西武拝島線を利用し乗り継げば、805円。
往復だと、260円節約できます。
東西線沿線の方など、高田馬場駅での乗り換えが便利な方は、是非ご検討を。
特に、五日市線は、JRでも拝島駅で乗り換えるから、手間もさほど変わりません。
拝島駅は、駅ナカで朝食が可能
拝島駅は、JR改札内に、吉野家、立ち食い蕎麦屋さんがあり、朝7時から営業。
改札外には、イートインのあるリトルマーメイド(パン)が朝7時から、営業します。
その他、改札内のコンビニは、平日朝5時45分・土曜休日は6時340分から営業。
乗り換え時間で、ササッと朝食や買い物ができます。
西多摩で、朝早くからオープンしている飲食店
朝食(モーニング)を外で食べようと思ったけれど、開いている店が見つからない!
なんて、ことありますよね。
西多摩地域で、朝食の食べられる店を地図にしました。
目安として、7時30分に開店している店をピックアップ。
対象地域は、青梅市、あきる野市、羽村市、福生市、日の出町、瑞穂町です。
一部、昭島市のお店もリストアップしています。
地図上のアイコンをクリックまたはタップすると、営業時間が分かります。
お得なキップは、お得か?
ふたつの、1日乗り放題キップ
JR東日本では、東京近郊の路線が1日乗り放題となるキップを、2種類発売しています。

休日おでかけパス
大人 2,720円 小児 1,360円

のんびりホリデーSuicaパス
大人 2,670円 小児 1,330円
非常に似た、割り引きキップですが…
どちらも東京近郊のJR・りんかい線・羽田モノレールに1日乗り放題となるキップです。
どちらも、フリーエリア内 JR 東日本の駅のみどりの窓口、自動券売機で購入できます。
「のんびりホリデーSuicaパス」は、新幹線と久留里線に乗れない代わりに、大人50円、子供30円安い設定です。
「のんびりホリデーSuicaパス」は、お手持ちのSuicaに書き込んで利用します。
定期券として利用中のSuicaや、クレカ一体型のSuicaの一部、モバイルSuicaでは、利用できません。
どちらのキップも「お得感」はあるのですが…
例えば、東京〜奥多摩駅間の場合、普通の運賃は往復2,530円(Suicaを利用した場合)。
微妙に元が取れません。
出発地が遠いとか、途中下車するのではなければ、お得にならないことが多いのです。
しっかり、計算して判断しましょう。
なお、自動車で出かける際は、こちらをどうぞ。
お得なキップなどの情報は、こちらでも紹介しています。