東京都・日の出町の「大久野の藤」。
都の天然記念物、樹齢400年ともいわれる、野生の藤です。
遊歩道を登り、展望台から巨木のフジが大迫力。
訪れる人も少ない、ゴールデンウィークの穴場スポットです。
森に自生する「大久野の藤」を訪ねる小旅
長閑な集落を歩き、藤の巨木へ
東京都の天然記念物に指定される。日の出町「大久野の藤」。
例年4月下旬から5月上旬が見頃です。都心からもほど近く、気軽に散策が楽しめます。

JR青梅線・福生駅西口から、五日市駅方面のバスで、「諏訪下橋」停留所で下車。
橋の西側から左岸の道を進み、20mほど先で左折します。

500mほど進むと道標のある交差点に到着。右折して、北東方向へ往きます。

付近の山に、藤の花が彩ります。

藤の生育に適した環境なのでしょうか?

沢沿いの畑近くにも、藤の大木。

前座というには、豪華な藤の木です。

小さな橋を渡り、三叉路を右へ。付近には案内板もあります。

橋から200mほど登ると「大久野の藤」入口に到着。

入口の向かい側に、は公衆トイレもある広場があります。

付近には、シャガの花が咲き乱れます。
遊歩道を登り、展望台へ

遊歩道を登ると、藤棚のある広場に到着。

「遊歩道」ながら、登山道に近しい感じでしょうか?出来ればトレッキングシューズなどがオススメです。

ヒノキに絡まる、藤の幹。ヒノキの幹を見ると、絡まれた跡の凹みもあります。時々、絡み直しているのでしょうか?

ここまで絡まれると、ヒノキにとってはかなり迷惑でしょうね。

5分ほど歩けば、標高265mの展望台に到着。巨大な藤の木が見渡せます。

年によって、時期によって、咲き方に差がありますが今年(2025年)は当たり年のようです。
峠を越えて、日の出町中心部へ

遊歩道を周遊するように下ります。

春はツツジも見事です。

少し下れば、藤を間近に見えるスポットに到着します。

遊歩道入口に下ります。折角なので、往路とは違った道で帰ることにします。

遊歩道入口付近は「蛇野峠」と呼ばれる峠道。23%の激坂を下ります。

振り返ると、相当な下りです。選手ならともかく、普通の人、自転車で上れないでしょうね。

急坂を抜けると、長閑な山裾に到着。藤棚の見事な民家も点在します。

藤の季節は、新緑も見事。

川沿いの道をノンビリ下ります。

途中、日の出町観光協会の直営山林があります。ゴールデンウィーク付近には、タケノコ狩りも楽しめます。(有料・日の出町観光協会にて開催)
観光協会・直営山林から300m弱進むと、都道185号線に到着。左折すれば「日の出折返場」バス停。JR福生駅方面へのバスが発着します。
バス停近くの「日の出町ふれあい農産物直売所」では、搾りたての牛乳で造られたソフトクリームが頂けます!

時間があれば、バス停の東500mにある日の出町役場に寄るのも良いでしょう。立派な藤棚がありますよ!
インフォメーション
マップ
諏訪下バス停 …〈20分〉… 大久野の藤入口…〈15分〉… 遊歩道周遊 …〈25分〉… 日の出折返場バス停
ー計1時間ー
●交通アクセス
JR青梅線・福生駅西口より、西東京バス「武蔵五日市駅」行にて「諏訪下橋」バス停下車