東京都瑞穂町の耕心館。
江戸時代末期の古民家と庭園から成る、社会教育施設です。
例年、ひな祭りの時期に、ひな人形・つるし飾りを展示。
庭園には、希少植物・セツブンソウも花咲かせます。
春のさきがけを満喫する、瑞穂町の旧邸・耕心館
養蚕農家の屋敷を改築した耕心館

東京都瑞穂町の社会教育施設、耕心館。

江戸時代末期建造の母屋と土蔵から成り、周囲の庭園も見事です。

庭園には350種類以上の山野草。
これだけ種類があると「ミニ植物園」といっても良いでしょう。
特に4〜5月の耕心館は、百花繚乱の装い。クマガイソウ、エビネなどの野生ランも咲きます。

母屋の1階にはレストランも。カフェメニューはもちろん、カレー、ハンバーグなどの食事も楽しめます。
レストランの詳細は上記をどうぞ。
早春の耕心館といえば、ひな飾り

例年2月中旬から3月初頭にかけて、耕心館では、ひな飾りを展示します。
隣接する瑞穂町郷土資料館・けやき館との同時開催。
2025年は2月14日〜3月3日での開催予定です。

ひな飾りは、庭園の蔵で展示します。
なお、写真はプレ展示なので、本公開とは差異があるかもしれません、ご了承を。

ひな壇を中心に、つるし飾りも。

ひな壇前・だるま型の人形は、瑞穂町のゆるキャラ「みずほまる」。

瑞穂町の名産・多摩だるまと、狭山丘陵に生息するホンドタヌキがモチーフです。
シクラメン、カタクリもあしらい、おへその辺りには瑞穂町章。
瑞穂町名物てんこ盛りな、ちょっと欲張りなゆるキャラです。

母屋の入口正面にもひな飾りが。

つるし飾りも見応えがあります。
セツブンソウ咲く、プチ野草園

2月の耕心館の目玉は、セツブンソウ。

名前の通り、節分の頃に咲く花です。石灰岩地を好んで生育します。
耕心館のセツブンソウは株も増え、さらに魅力が高まりました。

野草園のはフクジュソウも。春、一番乗りで土から顔を出す可憐な花です。

バイカオウレンの花。
本州の福島県以南と四国に分布する、日本の固有種です。
奥多摩では雲取山など、亜高山帯に自生します。
小さな野草園ですが、その分短時間で野草が楽しめるのが魅力。
ひな飾りと併せて、ひと足早い春を満喫できます!
インフォメーション
JR八高線・箱根ヶ崎駅より、徒歩21分
駐車場… あり
●耕心館
開館時間… 10:00〜21:00 入場無料
休館日… 第3月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
Webサイト… https://www.koshinkan.jp/
住所… 東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317-1
電話… 042-568-1505
●瑞穂町郷土資料館 けやき館
開館時間… 10:00〜17:00 入場無料
休館日… 第3月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
Webサイト… https://www.koshinkan.jp/
住所… 東京都西多摩郡瑞穂町大字駒形富士山317-5
電話… 042-568-0634