バーミヤン「武蔵野麻婆」は、なぜ「武蔵野」なの?そのお味は?

すかいらーく系のバーミヤン。
北京ダックなども取りそろえた、中華料理系ファミレスです。
多磨エリアの住民として気になるのは、「武蔵野麻婆」。
なぜ「武蔵野」なのか、そして、そのお味は?

地元愛あふれる? バーミヤンの麻婆豆腐

保谷・府中・武蔵野… すかいらーくの来た道

バーミヤン青梅河辺店
バーミヤン青梅河辺店

すかいらーくホールディングスが運営する、バーミヤン。
ファミレスとしては珍しい、中華料理店です。

東京都北多摩郡保谷町(現在の西東京市)が発祥の「すかいらーく」。1962年に開業した、ひばりヶ丘団地前の食料品店がルーツです。
1970年、多摩地方・府中市内にすかいらーく1号店がオープン。創業の地「ひばりヶ丘」が由来の店名です。
その後、「ファミレス」というビジネススタイルを日本に広めました。

バーミヤン・武蔵野麻婆の由来

バーミヤンの、武蔵野麻婆
武蔵野麻婆

「本格四川麻婆豆腐」と「武蔵野麻婆」。
バーミヤンには、2種類の麻婆豆腐があります。
四川麻婆は分かりますが、「武蔵野麻婆」はちょっと不思議ですね。
すかいらーくに問い合わせたところ…

「本社が武蔵野市にあり、そこで商品開発をしたのが由来です」

ご当地グルメではありませんが、地名由来なのですね。

バーミヤンの、武蔵野・匠のハンバーグ
武蔵野・匠のハンバーグ

同じくすかいらーく系列のガストでは、「武蔵野・匠のハンバーグ」があります。
さらには、系列のコーヒーチェーンに「むさしの森珈琲」もあり、ヒシヒシと多摩愛が感じられます。

本社所在地は、創業の地「ひばりヶ丘団地」から5kmほどです。
日本全国、さらには台湾などに展開する企業ですが… 創業の多磨エリアに愛着があるのかなと。
多摩地方の地域情報サイトとしては、否が応でも応援したくなります。

辛さ控えめな、武蔵野麻婆

バーミヤンの、武蔵野麻婆・ランチセット

リーズナブルに「武蔵野麻婆」を食べるならば、平日・土曜日ランチタイムがお得。ご飯・スープがお替わり自由で、税込み824円です。
ランチといっても、17時までオーダー可能。早めの夕食にも良さそうです。

バーミヤンの、武蔵野麻婆

ファミレスですが、どうしてどうして、本格的な麻婆豆腐です。とろみのある餡は、コクのある旨味。

バーミヤンの、武蔵野麻婆のネギ、豆腐、挽肉

辛みは控えめ。ファミレスらしく、子供から大人まで食べやすい辛さです。
辛口の「四川麻婆豆腐」と棲み分けしたのでしょう。

バーミヤンの、武蔵野麻婆

やや粗挽きの肉と、豆腐。

バーミヤンの、オーダータブレットの「定食おかわりごはん」

やっぱり、ご飯と相性抜群。永久のご飯が食べられそうな気分です。

お替わりもタブレットからオーダーできます。気兼ねなく頼めますね!

バーミヤンの、スープ

スープはセルフサービスでお代わり自由。日によって変わりますが、たまごスープか、ワカメスープが多いです。

バーミヤンの、スープ雑炊

ご飯をスープに入れれば、雑炊風に。

バーミヤンの、スープ雑炊

これが中々美味い!

ファミレスといえば、ドリンクバーですが…
なぜか、他のすかいらーく系ファミレスよりも安め。すかいらーくアプリのクーポンを使えば、大抵は税込み186円で利用できます。
コーヒーはもちろん、数種類の中国茶が用意されています。

意外と知られていませんがバーミヤンは、焼酎のボトルキープもできます。この辺り、他のファミレスと差別化していますね。

郊外の団地で創業したすかいらーく。車社会・ファミレス文化と密接なのも、偶然ではありません。
ここ50年、ドーナッツ化現象で開発の進んだ多摩地方。「武蔵野麻婆」には、時代の寵児だった企業の歴史が、反映されているのでしょうか。

インフォメーション

問い合わせ先

●すかいらーくグループ
https://www.skylark.co.jp/brand/index.html

西多摩の中華料理店